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週刊ストアジャパン
No.1371-2026/07/06
今週の表紙
「能登半島地震のときは、この橋を渡って500人が避難」
(石川県七尾市の「小丸山城址公園で」)
停戦協定発効後も何かすっきりしない「中東情勢」だが、足元の地球では、あちこちが揺れて収まる気配はない。山梨や青森で震度6弱や6強を記録した同時期に、南米のベネズエラでは、マグニチュード7の地震が続けて起こり、多くの人がガレキの下に閉じ込められた。
「もし、スーパーの稼働時間に大地震が来たら、どうするのか?」。多くの企業では、災害避難マニュアルが整備され、年に1~2度は訓練が実施されるが、本番は別物だ。そこで思い出したのが、「備えよ、常に〈Be Prepared〉」というボーイスカウトのモットー。「いつなん時、いかなる場所で、いかなることが起こった場合でも善処ができるように常に準備を怠るなかれ」という標語だ。
◇…5月末、能登の七尾市で開催されたイオン環境財団の植樹祭を取材した。会場になった小丸山城址公園では復興を願う若木15本が植えられた。帰り道、今も通行止めだというコンクリート製の橋を見た=写真。安全性が確保できないので、散歩の人も渡れないのだという。
◇…ふと、わが身を振り返る。実は10数年前、一念発起して「防災士」の資格を取った。全国に約36万人が登録する民間資格だ。だが、認定証は引き出しの奥で眠ったまま。地域で何かを担うどころか、わが家の備蓄すら心もとない。
◇…先日の朝日新聞「天声人語」でも、防災士のことを取り上げていた。「自助・共助・協働」を掲げ、公助を支える防災士。耳が痛い。持っているだけでは、ただの紙切れだ。七尾の若木が成長するように、資格を今からでも芽吹かせたい。まずは枕元に、靴を一足。各地で相次ぐ揺れに備える最強の「自助」だ。さあ、「備えよ、常に」。
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