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週刊ストアジャパン

No.1324-2025/07/14

今週の表紙

トライアルホールディングスと西友の経営統合が完了

西友新社長にはトライアル生え抜きの楢木野仁司氏が就任


効率化とテクノロジーで流通革命


  7月1日付で経営統合したトライアルホールディングスと西友は7月2日、都内で記者会見し、今後の経営戦略などを発表した。


  西友はトライアルグループにおいて流通小売事業セグメントの中核企業と位置付けられ、新トップマネジメントは取締役会長に永田洋幸トライアルホールディングス社長が就き、大久保恒夫社長は取締役副会長、代表取締役社長にはトライアルカンパニーの会長を務めていた楢木野仁司氏が就いた。


  今回の経営統合について、永田トライアルホールディングス社長は「『買い物は面白く、くらしは豊かに』というビジョンをトライアルと西友が一緒になって伝えていきたい。そのビジョンは人の経験値とテクノロジーで実現していく。効率化された店舗でモノを流通させる力、リテイルAIでデータとIoTを駆使する力。この2つの力で西友の店舗網を活かしてビジョンを実現し、流通革命を進めていきたい」と述べている。


  一方、大久保氏は「2021年3月、西友の社長に就き、価値を創造することによって営業利益を上げる、その利益を前向きな投資に回して会社を大きく成長させようと改革を進めてきた。価値創造する2本柱として、商品力の強化と販売力の強化を掲げ、基盤整備のために情報システムと人への投資を重視して改革を進めてきた。順調に成果が上がって次のステップに向える状況になってきた。今回、トライアルが株主になって、西友と最適な組み合わせで大変うれしく思っている。


  トライアルはITテクノロジーに優れ、データ活用、効率化、マーケティングの適正化、流通改革を進めている先進的な企業と思っている。トライアルと一体となることで西友の商品力・販売力がさらに強化され価値創造ができるだろうと思っている。


  いままでの西友の良さをトライアルに引き継いでいくことで大きな成果を上げられると思っているので、精一杯協力していきたい」と話している。(11頁に関連記事)


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