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週刊ストアジャパン

No.1320-2025/06/16

今週の表紙

中堅・中小SMでも随意契約備蓄米の店頭販売始まる

CGCグループ1.5万トン契約も行き渡るにはまだまだ時間


精米所、袋、物流がボトルネック


  随意契約による政府備蓄米の店頭販売が一部店舗で6月に入って始まったが、精米所、物流、袋がボトルネックになり、契約備蓄米の多くがスーパーマーケットの店頭に並ぶのは6月末までかかりそうだ。


  全国の中堅・中小スーパーマーケット202社が加盟するCGCグループでは、シジシージャパンが政府備蓄米を5,000トン契約。そのトライアルプレセールとして、三徳、オリンピックグループ、ヤオマサ、マルト、リオン・ドールコーポレーションの加盟各社がそれぞれ1~2店舗で6月6日・7日に、5㎏・600袋(計3トン)~400袋(計2トン)を店頭販売した。


  「月初に大手さんの店頭に並んだマスコミ報道をみて、加盟社からいつ入るのか、問い合わせが殺到した。農水省に直談判してようやく20トンだけ入った。公平にもっと速く配荷して欲しい」と堀内淳弘CGCグループ代表は話している。


  CGCではジャパン本部が5,000トン申請し、個別企業や地区本部での申請を含めるとグループ全体では1万5,000トンになる。


  ただ、店頭に並ぶまでには時間がかかるという。今回のケースでは、備蓄米を管理事業者に新潟県内の精米所に届けてもらい6社分を精米。白米を各社の店舗に届けた。基本は玄米で地区本部ないし加盟社に送るようにしているが、「精米所、袋、物流の手配に時間がかかっている」(シジシージャパン担当者)。


  「精米にも玄米のカビ、虫のチェックが必要で、出荷にはまだまだ時間がかかる」とし、同社では現在デリバリーの手配を進めている。6月分は目途が立ったとし、6月に2,000トン、7月に2,000トン、8月に1,000トンの供給を計画している。


  約1,000店が加盟する全日食では500トンを契約。取引先の精米卸に委託し、白米を同社センターから加盟店に配送する計画で、6月下旬には届けられる見込みだ。


今週の目次





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