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週刊ストアジャパン
No.1345-2025/12/15
今週の表紙
イオングループの巨大ドラッグストア誕生 再々編の引き金になるか
ドラッグストア1位のウエルシアHDと同2位のツルハHDは12月1日、経営統合した。ウエルシアHDはツルハHDの完全子会社となり、両社合わせて売上高2兆円超、店舗数5,600店超の日本最大のドラッグストアチェーンが誕生。新ツルハHDの社長には鶴羽順氏が就く。
鶴羽順社長は「ドラッグストアの役割は、もはや薬を買う場所だけではない。美容品や食料品といった日々の買物や健康支援など、いろいろなことが1つにつながり、お客さまの人生を支える“ライフストア”になる」と語る。
ライフストアの確立に向けては、全国5、600超の店舗ネットワークに加え、薬剤師・登録販売者・管理栄養士など約5万人の専門人材を含んだ約11万6,000人の従業員数が大きな武器となる。圧倒的な店舗数・人材を生かし、誕生から老後まで生涯を支え続けられる「人生そのものに寄り添う店」をめざす。
新ツルハHDの中期戦略は、大きく2つのフェーズに分けて進める。29年2月まで3年間の「フェーズ1」では、ヒト・モノ・カネ・情報の統合を進めることで、シナジー効果と基盤整備を構築する。加えて、介護領域・海外事業への本格進出を開始する。32年2月まで3年間の「フェーズ2」では、「ライフストア」への進化、海外市場での店舗展開を加速させる。「フェーズ1」の3年間で総額500億円のグループシナジー(イオングループ含む)を見込んでいる。
新PB「からだとくらしに、+1」の開発に着手、加えて、「イオントップバリュ」の導入アイテムを拡大し、価格訴求力を強める。食品強化型の「ドラッグ&フード」への店舗フォーマットの切替えを進める。基幹システム統合により受発注から実績までの約1億にのぼる顧客データも一元化する。調剤・購買データを軸にビッグデータ群を整備し、顧客がセルフケアに利用できる環境を構築する。
アジアでの店舗展開を促進し、現在アジアNo.1のASワトソングループ(香港)を追い上げ、アジアNo.1を目指す構想を明らかにした。
エンタメ要素をたっぷり盛り込んだ新感覚のSM
ベルク 我孫子新木店
神戸市に初出店。垂水区北西部の高台に。広域からの集客も期待できる
オーケー 垂水小束山店
ツルハ、ウエルシア統合、アジアNo.1ドラッグ実現するか
アクシアルリテイリング
競合激化を見込んだ価格対応強化策が奏功 売上高予想を上回る
ベイシア
初のリサイクル拠点「前橋エコセンター」開設
AJS
次世代SMの「作」と「演」を育てるバイヤー塾・店長塾のMVPが決定
ファミリーマート
ぼんご監修の「ふわうま製法 おむすび」好調
味の素AGF
タニタカフェ監修「ブレンディ」を女性特有の悩みへ提案
日清製粉ウェルナ
大谷翔平選手から出題されるクイズに正解して、
クリスマスプレゼントをゲット
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努力の結晶「白菜の黒点」物語