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No.1331-2025/09/08

「協働ロボット」山善が万博会場でデモ 映え写真の撮影など、身近なお手伝い

(大阪市此花区の大阪・関西万博会場「ロボット&モビリティステーション」で)


No.1331号

  大手機械商社の山善は、9月1日から15日まで大阪・関西万博の「ロボット&モビリティステーション」で、「ロボットが撮るんです。」展を実施している。世界トップクラスの協働ロボットメーカー、台湾のテックマンロボット社製を用い、来場者の「映える一枚」を自動で撮影する試みだ。
  展示では、富士山や満開の桜といった日本を代表する風景の何が選ばれるか分からないが、ロボットアームが最適な撮影ポジションに動き、カメラのシャッターを切る。撮影したカットはその場でプリントされ、無料でもらえる。「おまかせ撮影」は「プリクラみたい」と来場者に好評で、家族連れや若者が列を作って撮影体験をしている。


「生活直結ロボット」の登場待望


◇…協働ロボットは未来社会で人とロボットが共存し、楽しみや思い出を共有する姿を提示するものだ。今回のデモンストレーションでは、獅子舞の装飾を施した協働ロボットも登場した。


◇…労働人口減少が深刻化し、協働ロボット市場は2033年に3兆円規模に拡大すると予測されている。「この展示が終われば、ショッピングモールなどで、子どもたちを相手に、さまざまなイベントが計画されているのか」と問うたが、そんな簡単なものではないらしい。


◇…「安全柵」がない「協働ロボット」でも、まだまだ超えないといけない安全性の垣根は多いからだ。来場した子どもたちから、「こんな風に、ロボットを使えば…」という貴重な意見が聞けるかもしれない。次のお披露目は「反響を見て、検討する」という。生活に直結した「ロボット」の登場が待ち遠しい。


今週の目次




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流通羅針盤

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ローソン
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セブン-イレブン
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メーカー&ベンダー トピックス

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開店情報


企業動向

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― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


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今週の大店立地法公示速報


交差点

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