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No.1316-2025/05/19

ヨーク・ホールディングスのノウハウ結集してIYの新店「ヨークフーズ東小金井店」が開店

No.1316号

毎年、コンスタントに出店進める


  イトーヨーカ堂、ヨークベニマル、ロフト、赤ちゃん本舗、シェルガーデンなどセブン&アイ・ホールディングス下のSST事業グループの持株会社ヨーク・ホールディングスは、戦略的パートナーとしてベインキャピタルを迎え(譲渡金は8,147億円)、セブン&アイの持ち分法適用会社として、独自路線を歩むことになり、9月1日より新ヨーク・ホールディングスとして発足する(出資比率はセブン&アイ35.07%、ベインキャピタル60.00%、創業家4.93%)。


  そうした方向性が明確になっている中で、4月25日、イトーヨーカ堂の新店「ヨークフーズ東小金井店」が東京都小金井市に開店した。開店日には創業者伊藤雅俊氏の直系の孫にあたる伊藤弘雅イトーヨーカ堂取締役執行役員営業本部長兼PeaceDeli代表取締役社長が記者会見し同店の取り組み、食品戦略などを説明した。


  新店での具体的な取り組みは後日、「新店レポート」で詳述するが、食品戦略では「『二極化への対応』『簡便・即食・便利の強化』『新しい価値の提案』の3つの軸で売場づくり、商品開発を行っている」とし、同店では精肉、鮮魚の「松」商材として牛肉、まぐろでこれまでのIYの産地にYB(ヨークベニマル)の産地を加えて強化。YBのレストランデリ、シェルガーデンのSAWAYAなど人気ブランド拡充、ピースデリの個食惣菜導入、さらには赤ちゃん本舗セレクションとの食卓提案など、ヨーク・ホールディングス傘下企業とのコラボレーションを強化している。


  YBとの協業について、「コミュニケーションはこれまでも取れているが、真船会長がいらっしゃってからはより密になっている」と言い、YBの売り方を什器を含めて勉強したり、ライフフーズが工場と店、商品部との製販一体で事業を進めているのを学び、会社の仕組みとして取り入れることも進めている。


  今後の出店についても、「今期の出店はまだあり、来期以降、毎年コンスタントに出店していける。今後計画を上方修正していきたい」と反転攻勢に転じる。


今週の目次




SJW新店レポート

「あら、こんなところにスーパーが…」。大阪初出店は、都市型小型店
 Hidaca 京橋コムズガーデン店
地場・高付加価値商品を強化し、“質販店”を目指す売場作り
 西友 安城店


流通羅針盤

コンビニ3社、再成長への転換点。各社各様の想いの実現へ


深読み直球 (株)島田研究室 島田 陽介

「米国チェーン」の危機・2


今週の業界トピックス

SM3団体統計発表・サンプラザ
 安定的な成長と地域社会の持続的な成長の共生の両立を目指す
セブン-イレブン・ジャパン
 社長に阿久津知洋執行役員就任、永松文彦氏は会長に
イオンリテール
 古澤康之イオン執行役ベトナム担当が社長就任、井出武美氏はU.S.M.H社長に


メーカー トピックス

大塚製薬
 ポカリスエット、暑熱順化を親子で楽しく学ぶ「親子で夏支度イベント」
味の素AGF
 「Blendyポーション」、夏にぴったりのドリンク楽しむ体験型イベント


開店情報


この食材 きほんの基本(62)|トマト

健康的成分「リコピン」を摂取するなら油で加熱調理


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・179

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


今週の大店立地法公示速報


交差点

認知機能検査と駐車幅の関係とは



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