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No.1170-2022/04/25

リアルとネット、オーガニックがシームレスに繋がる次世代SM

ライフ セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店開店


No.1170号

「スーパーマーケット4.0」を実現へ


  ライフコーポレーションがスーパーマーケットの進化系「スーパーマーケット4.0」と位置付ける新店「セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店」が4月15日、開店した。サッポロ不動産開発が運営する、恵比寿ガーデンプレイス地下2階(渋谷区恵比寿4-20-7)、三越撤退跡への出店。


  周辺にライフ店舗が7店舗あり、その旗艦店として「社運をかけて取り組む」(岩崎高治社長)、力の入った店舗だ。そのコンセプトは、「リアル店舗とネットスーパー、オーガニックのビオラルが垣根を超えてシームレスに繋がる店舗。それをデータ活用とテクノロジーを使って、お客様がいつでもどこでも自身の一番買い物したいパターンで買い物できるようにする」というもの。それがセルフサービス方式の第1世代から、ネットスーパー、オーガニックと進化したスーパーマーケットの第4世代という訳だ。


  ただ、最も大事なのはリアルの店舗であることから、「セントラルスクエア」業態で、品揃え、接客などで楽しい店づくりを行う。売場面積は1,765㎡(535坪)。けっして大きくはないが、鮮魚で活魚水槽を備えて、活〆・神経抜きを行って新鮮な魚を提供したり、鮮魚寿司の「うを鮨」を刺身と共にショップ風にしたり、精肉の対面売場を設けるなど「ハレの日商材の強化で顧客層と商圏の拡大」を狙う。オーガニックなどを揃えるビオラルはショップ風コーナーとPBの差し込みでアイテム豊富に展開。


  ネットスーパーではライフ自社とアマゾンの拠点機能を果たす。日用品・生活雑貨は約3,000品目をバックヤードに在庫していて、店全体で約2万アイテムを扱う。


  セントラルスクエア業態は開店後もプロジェクトとして常に改良を重ね、年々伸長させている。この店も2年後年商目標42億円がどこまで伸びるのか注目される。

今週の目次




今週の業界トピックス

ライフコーポレーション
 内食需要の継続、新店・改装店、荒利改善が貢献
セブン&アイ・HD
 海外コンビニが寄与し、増収増益。国内コンビニ伸び率鈍化
イオン
 増収増益果たすも、計画値に届かず
イズミ
 前期、微減収、営業減益、食品の巣篭もり需要に一服感
セブン‐イレブン・ジャパン
 ペットボトル回収機を今期、1,000台を追加設置
さとう
 和食レストラン「ふじの実東舞鶴店」を開店。外食店は25年ぶり


SJW新店・改装店レポート

食品に特化して、専門店化とEDLPで地域一番を目指し全面改装
 エコス TARAYA明野店
新規にチャレンジ。競合店でも扱っていない「ベーグルパン」を投入
 オークワ 中津川中村店


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

ヤサカ アレルノン食品事業部[米マヨ]
鮒ずし由来の乳酸菌と米が原料のヨーグルトで作ったドレッシング


食品マーケティング

日清製粉ウェルナ、クッキングフラワー、新食感のパスタソース
2022年上期は主力品も環境配慮でリニューアル


今週の大店立地法公示速報


交差点

値上げ問題が業界再編の口火に



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