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No.1169-2022/04/18

新しい都市型のSC「そよら」が東海地区初登場。

「これからの店舗の見本を見た」思い

(名古屋市北区の「そよら上飯田」で)


No.1169号

  名古屋市の中心部から30分もかからない北区織部町の御成通沿いに4月7日オープンした「そよら上飯田」。1973年(昭和48年)4月開店の「ダイエー上飯田」があったところだ。2015年(平成27年)に「イオン上飯田」に名称変更したが、老朽化で2020年2月末に、その歴史を閉じた。  2年余を経て、「イオンリテール」の新都市型ショッピングセンター「そよら」の東海地区初の店舗として建て替えられた。時代は新しい生活様式に舵を切っているが、大阪で先行した2店に次ぎ、「これからの店舗の見本を見た」思いがする。



ソフトオープン中、男性客が半数


◇…首都圏や関西圏と同様、名古屋でも中心部と郊外に挟まれた市街地の人口密集地は今、地域を支えていた人が続々と高齢者の仲間入りをしている。古い商業施設がそのままのところは衰退するが、今回のように新しいショッピングゾーンが出来、ファミリー層や単身者が移り住んだ場所は“都市部の便利さ”が再認識され、再び勢いを増す。


◇…「そよ風が吹き込むように」と、東海地区1号店になった「そよら上飯田」は、従来のGMSと比べると、規模は縮小されているが、核店舗の「イオンスタイル上飯田」をはじめ、16店の精鋭のテナントが揃った。4万人の来場客があったソフトオープン中には、男性の来店客が半数を数えたそうだ。普通は女性が2/3を占めるのはずなのに、異変が起こった。


◇…普段は腰の重い地元の男性陣が、平日に「ちょっと、寄って、見てみよう」と、行動を起こしていたとすれば、これは幸先いい話だ。「都市に住む人々の生活をもっと楽しく、心地よく過ごすための」思いが込められた施設は、日々進化しながら次の時代を歩んでいく。※後日、「そよら上飯田」の新店レポートを掲載します


今週の目次




流通羅針盤

入社式で戦争に反対する姿勢を明らかにする小売経営者


今週の業界トピックス

平和堂
 生産性改善施策で、労働単価上がり、総労働時間大幅減に
イトーヨーカ堂
 PB「顔の見える食品。」の展開、20周年を迎える
オークワ
 「よりオークワらしさを追求」
セブン&アイ・ホールディングス
 ウクライナ難民緊急支援活動を実施
いなげや
 角井信太郎取締役が商品・物流戦略統轄に


メーカー トピックス

ニップン 「ニップンのアマニ 大人の健康キレイ 応援キャンペーン」実施
味の素AGF ザリットルから3品種が新発売
業務用小麦粉 ニップン、昭和産業、6月20日納品分より値上げ


今週の開店情報


SJW新店・改装店レポート

惣菜と冷凍食品を強化してコンビニ、ミニSMと差別化
 マルエツ プチ 馬込駅前店
HCコーナンとのドッキング店舗のさきがけ。「やりがいのある改装」
 オークワ 和歌山中之島店


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・109

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


2022年6月販促カレンダー


食品マーケティング

マルハニチロ、家庭用冷食は惣菜、軽食強化
 *米飯~シュウマイ~水産調理類の販促推進


今週の大店立地法公示速報


交差点

葉桜の下で何想う



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