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No.1168-2022/04/11

開店初日からスマホレジが普通に使われる都心SM

レジゴーのカウンターに並ぶ若いお客(ダイエー豊洲店)


No.1168号

ストレスないセルフスキャンに


  「開店したばかりなのに、レジゴーのカートを使用されるお客様が多いのには驚きました。近くのイオンスタイル有明ガーデンで慣れているお客様が多いためかもしれないが・・」と語るのはダイエー豊洲店の草間和義店長。


  ダイエー豊洲店は4月1日、地下鉄有楽町線とゆりかもめが乗り入れる豊洲駅から徒歩5分ほどに開店した。豊洲駅周辺は高層マンションが林立し、いかにもウォーターフロントで開発の進む新興エリアという趣だ。ダイエーの1km商圏には2万2千世帯が住んでいて、30歳~40歳で40%、子供の20%を入れると60%にもなるミレニアル世代を中心としたマーケットだ。


  開店時の店内もそうした世代の客が多く、店内に入ったらすぐカートにスマホをセットして、買い物する姿が目立った。イオンが進めるレジゴーだ。


  レジゴーは入り口で貸与するスマホをカートにセットして、スマホで商品のバーコードをお客がスキャンして登録、精算機で支払いコードをスキャンして会計する仕組み。


  ダイエー豊洲店では生鮮のパック商品を含めほぼ全商品にバーコードが付されていてセルフスキャニングし易くなっている。


  青果のばら売りでも大型の電子棚札内のバーコード表示を読み取れば良い。グロサリーなどでも電子棚札内のバーコードを読み取ってもよく、商品を手に持ってバーコードを探す手間も省ける。セルフスキャニングのストレスがかなり緩和されている。


  レジゴーの利用率について、草間店長は「2割が目標」と話していたが、開店数日の実績では2割を達成。ダイエーのレジゴー設置店8店の中では最高の利用率だ。


  ダイエーではその要因を「若い年代層が多いこと、近くに利用率の高いイオンスタイル有明ガーデンがあり、認知度が高いため」と分析している。若い世代を中心にスマホレジは普及しそうだ。


今週の目次




今週の業界トピックス

ローソン
 店内厨房活用した「ゴーストレストラン」、25年度目標は1,000店へ
イオンリテール
 本年4月、全店舗でVRによる従業員教育を導入
サミット
 次世代MD検討プロジェクトリーダーに岡田崇取締役
オール日本スーパーマーケット協会
 岩手県遠野市のキクコウストアが新規加盟
さえきセルバHD
 東京さえき社長に長谷川徹フーズマーケットホック社長が異動


メーカー トピックス

即席麺市場 新付加価値商品がいかにリードするか
日清製粉グループ本社 新社長に瀧原賢二氏


SJW新店・改装店レポート

マンション建設で来店客数増。店内レイアウト刷新し、新MDを導入
 セントラルスクエア 森ノ宮店
単身者多い浦安駅すぐにオープン。即食と素材でゾーンを分け展開
 サミットストア 浦安駅北口店


今週の開店情報


春の注目新商品|大塚食品

ゼロミート初の冷凍食品登場。
動物性原材料不使用のボンカレーも新発売


この食材 きほんの基本(25)|セロリ

食生活の欧米化進展とともに認知された独特な「香り」


今週の大店立地法公示速報


交差点

行きつくところは“味”



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