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No.1147-2021/11/01

ウエルネスタウン MAKUHARI

医療、健康、生活支援で人と人をつなぐ
地域のコミュニティの拠点。核店舗に調剤併設・食品強化型ウエルシア薬局

(千葉市美浜区)

No.1147号

調剤併設型フード&ドラッグ


  ウエルシア、医食同源を経営の基軸へ。松本忠久社長は「食の充実のためには、もう100坪売場面積が欲しかった。調剤薬局や新しい取組みを優先させたため、生鮮食品のスペースが手狭になり、本格的な展開にはならなかった。今後はイオンの力を借りながら、ドラッグの域を超えた生鮮売場をつくっていく」と語った。


  イオンの本社タワーがあり、傘下のSC、GMS、SM、コンビニ、ドラッグなどが集中出店、イオン城下町と称せられる千葉市美浜区に、NSC「イオンタウン幕張西」が10月21日オープンした。


  当SCは日々の買物にプラスして、医療、健康、生活支援を中心に、人と人をつなぐ地域のコミュニケーション拠点「ウエルネスタウン MAKUHARI」をコンセプトにしている。核店舗には食と健康で豊かなライフスタイルを提案するウエルシア薬局の調剤併設型フード&ドラッグ業態が出店、クリニックモール、ウエルネスな生活をサポートするサービスなどの9店舗も商業棟に入店した。また、来夏には病床数180床を有する幕張病院が開業を予定。


  ウエルシアイオンタウン幕張西店は同社の最新のノウハウを網羅した店舗になっている。調剤部門では調剤ロボット、薬受け取りロッカー等、最新機器の導入により、薬剤師の業務効率の向上、患者の利便性の向上を実現する。更に、オンラインによる服薬指導のニーズや検体測定による健康チェック専用ブースを設置した。


  ワンストップショッピングに対応するために、食品の品揃えを拡大、千葉・船橋市場直送の供給体制で農産・畜産などの生鮮品を強化し、野菜・果物はそれぞれ90cmゴンドラ5台、精肉は3台、カット野菜1.5台、鮮魚1.5台を揃えた。日配品は「健康志向」・「時短総菜」を強化し、様々なライフスタイルに対応、酒類は50㎡のリキュールコーナーを設け、ワインなどを充実させた。利便性向上のために食を扱うドラッグとは異なり、本格的な食の強化が進んでいる。


  プライベートブランドコーナーでは、<からだWelcia/くらしWelcia>のコンセプトや商品特徴を伝える新しいコーナーを設置した。


今週の目次




今週の業界トピックス

イオン 百円ショップ・キャンドゥをTOBにより買収、子会社化へ
イオン/セブン&アイHD WAON、nanaco、アップルペイが利用可能に


メーカー トピックス

フクシマガリレイ
 自社のCO2排出に加え、店舗の冷媒漏洩量の削減にも取り組む
大塚食品
 業務用「ゼロミート」から生タイプハンバーグを新発売
昭和産業
 歳暮「昭和ギフトセット」を発売
マルハニチロ
 マルハニチロ冷食“横浜あんかけラーメン”でCM放映
ニチレイフーズ
 家庭用冷食に3種の新商品発売
日清フーズ
 茹で不要、レンジで1分マカロニの販促強化
ニップン
 「ニップン ハート」新テレビCM放映開始
明治
 マスクの中をリフレッシュ。「お口のミカタグミ」新発売
ニップン、昭和産業
 業務用小麦粉を価格改定、12月20日納品分から


SJW新店レポート

他店にはない安さと驚きのある商品をしっかり訴求、週末につなげる
 ザ・ビッグ 東出雲店
PCなどのインフラ整備を背景に豊富な品揃え実現した小型SM
 ライフ 本郷三丁目駅前店


本誌創刊24周年記念特集|コロナ禍におけるコンビニの商品政策

日常使いと本来のコンビニ需要の2つに対応した商品政策
 ローソン 商品統括部長 名児耶 篤史 氏


チェーンストア・コンビニの9月度販売概況

内食需要継続、相場高などからSMは好調に推移
CVSはたばこ増税前駆け込み需要など影響し比較的堅調


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・98

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


今週の大店立地法公示速報


交差点

「マイナカード」と健康保険証



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