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No.1142-2021/09/27

SMの横で「土着化」目指す無印良品最新店が開店

―東武動物公園駅西口前に東武ストアと併設出店―

No.1142号

3年前から地域に入り込む


  良品計画は、スーパーマーケットの横に600坪規模の「無印良品」を併設出店して、「地域での土着化」を図ろうという戦略を進め、2024年には国内で年率100店の出店ペースに持って行こうとしている。


  「土着化」という言葉は、都会的でシャレたイメージのある「無印良品」とは真逆の感じがするが、今回開店した「無印良品東武動物公園前」をみると、地域と地道に粘り強く取り組もうという姿勢が伝わってくる。


  新店が出店した商業施設は、東武鉄道が開発したもので、「地域の方々と来街者が交流する『お買い物とまちづくりの活動拠点』を目指す」施設で、良品計画の事業戦略と合致していた。


  同社では、3年前から、社内プロジェクトを立ち上げ、宮代町、杉戸町との意見交換や日本工業大学学生との雑談ワークショップや、地域イベントなどに参加し、この地域で何が必要とされ、何をしたら、地域のコミュニティセンターとして機能していけるかを探ったという。


  その結果、「食と農」の分野での創業支援を行う「みんなの台所」を店内に開設した。飲食店や菓子店を創業したい人に、飲食店営業・菓子製造の許可申請が可能な厨房、パントリーなどを設備、利用できるようにしている。


  他にも、食育イベントができるレンタルスペース、まちの情報発信する「まちの案内所」などを設置。施設前の「みんなの広場」は1,200㎡の芝生広場。東武鉄道が設置しているが、運営は無印良品が窓口になって、マルシェやキッチンカーなどのイベント開催をマネジメントする。


  こうしたSM横への出店は、野々市明倫通り、アスモ高山、ツルヤ塩尻広丘、ヨークタウン足利、ヨークタウン水戸、ガーデンズ千早に次いで7店舗目。


今週の目次




SJW インタビュー

「リボーン」スローガンにVCの原点を再確認
 全日本食品 代表取締役 平野 実 氏 /全日本食品 常務取締役 遠藤 和則 氏


今週の業界トピックス

ヤオコー 千葉県のローカルSMせんどうと資本・業務提携


メーカー トピックス

寺岡精工 プロセスセンター向け「高速ストレッチ包装機」を販売
東洋水産 即席ノンフライ麺の6品種をリニューアル発売


今週の開店情報


深読み直球 (株)島田研究室 島田 陽介

ファミマの無人店舗は「個店経営」に大朗報


SJW新店レポート

京自慢の商品、数々取り揃えホテルと初の共同出店
 ライフ 四条烏丸店


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

トラスト・ジャパン [お鯛さん]
瀬戸内真鯛の旨味がたっぷりの絶品だし


2021年11月販促カレンダー


注目の秋冬季新商品特集|サラダクラブの大型新商品

加熱用カット野菜「しゃぶしゃぶ用」4種を新発売


今週の大店立地法公示速報


交差点

「リップモンスター」どこに?



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