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No.1138-2021/08/30

こだわり商品が多いメッサ業態「パレマルシェ神宮前店」

オークワが「都市型小型店」にチャレンジ

(名古屋市熱田区・名鉄「神宮前駅」直結)

No.1138号

独自の視点で集めた商品を扱う


  名古屋から名鉄本線で7分、年間700万以上の人が参拝し、神話や伝説を受け継いだ境内にある多くのパワースポットが人気の熱田神宮。橋上駅「神宮前」の東口に直結した商業施設「μ(ミュー)プラット神宮前」が7月21日オープンし、東海地区で多店舗展開するオークワが1階に核テナント「パレマルシェ神宮前店」として入居した。
  380坪の小型店だが、こだわり商品が満載された「メッサ業態」の都市型小型店の可能性を探る「試金石」と位置付けられた店舗である。


  名鉄が手がけた「μプラット神宮前」は、老朽化に伴って6月20日に閉鎖された駅西口の「パレマルシェ神宮」が移転オープンしたもので、オークワもGMSクラスの核店舗を出店していた。


  これまで、こうした案件があると、SSMやスーパーセンターを得意とするオークワは「そのまま撤退」というケースが多かったが、今回は違った。駅前物件とは言え、賃料などの条件面で「手を挙げる」ハードルが下がって、渡りに船で出店が決まった。


  単なる駅前の小型店では物足らない。「では、業態はどうする?」。こっちの答えは2004年(平成16年)から展開する高質スーパー業態のメッサだった。スペイン語の「MESA(食卓)」から名付けられたメッサ。和歌山と奈良に大型店があり、名古屋や岐阜でも展開している「メッサ」に白羽の矢が立った。


  屋号は「メッサオークワ」ではない。東海地区では「パレマルシェ」の名が通っているので、その名を使った。新社長に就任して新店2店目の大桑弘嗣社長は「高級品を売るつもりはない。百貨店と食品スーパーの間にある、独自の視点で集めた商品を扱う店舗を目指す」と語った。(P02~05に「パレマルシェ神宮前店」の新店レポートを掲載)


今週の目次




SJW新店・改装店レポート

メッサ業態「都市型小型店」の試金石に モデル店舗でチャレンジ
 オークワ パレマルシェ神宮前店
買物体験型SM2号店オープン。滞在時間を楽しむ売場を目指す
 マックスバリュ 東習志野店


SJレポート 良品計画の新中期経営計画(下)

次期社長の堂前宣夫専務が、長期ビジョンを説明


今週の業界トピックス

小田急グループ
 Odakyu OX全28店でセブンプレミアムの販売開始
ファミリーマート
 新会社設立し、店頭を活用したメディア事業に参入
ローソン
 AIによる店舗配送ダイヤグラム最適化の実証実験開始
セブン-イレブン・ジャパン
 サンドイッチ、環境配慮パッケージでプラ使用量40%削減


メーカー&ベンダー トピックス

国分グループ本社
 マイプロダクトと山梨県峡南地域の活性化に向けた販路開拓支援
日清フーズ
 家庭用冷食は「大豆ミート」含む7品種
日清フーズ
 21年常温新商品は10品種


企業動向  ニップン 2021年秋冬家庭用新商品発売(中)

冷凍食品、大容量品を強化、紙トレー化を推進


食品マーケティング

マルハニチロ 業務用冷食
一押しは「便利な手作り野菜かき揚げ」シリーズ


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

フラット・クラフト [ギー・イージー]
健康オイルとして人気上昇中のバターオイル


今週の大店立地法公示速報


交差点

急拡大するネット宅配



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