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No.1051-2019/11/04

渋谷スクランブルスクエア地下1階に紀ノ国屋の新業態店が出店

No.1051号

渋谷の新ランドマーク


  急速に変化している渋谷駅の真ん中に「渋谷スクランブルスクエア」が11月1日に開業した。直上の新ランドマークとして登場し、地上230mの超高層の複合ビルで、建物は地下7階・地上47階建て。最上階にある約2,500㎡の屋上空間では360度を一望できるパノラマビューが楽しめる。17~45階は大手IT企業が複数社入居する約7.3万㎡の賃床面積があるオフィスで、15階は会員制の産業交流施設。地下2階~地上14階は営業面積約3.2万㎡の商業施設となっており、下層階にはJRや東急、メトロなどが乗り入れている。


  東急、JR東日本、東京地下鉄の3社が事業主体となって開発したのが「渋谷スクランブルスクエア」であり、今回が第1期で東棟を開業させた。第2期は中央棟(地下2階・地上10階建て)と西棟(地下5階・地上13階建て)を2027年度に開業する予定となっている。


  東棟の商業施設は食物販57店、物販126店、飲食28店、サービス2店の計213店が営業し、トータルの年商目標は400億円。「世界最旬宣言」をビジョンに掲げており、「アソビバ」をコンセプトに、多様な文化が混じり合う渋谷の中心から、その時々の「旬」なモノ・コト・トキを発信するという。3階と7階と12階には厨房を備えたイベントスペースを設けており、展示イベントや商品発表会、招待制のクローズドイベントを開催する。


  地下1階には紀ノ国屋が「グルマン マーケット キノクニヤ 渋谷スクランブルスクエア店」を初出店した。カフェ&バーを併設した新業態で、世界の食品と日本の旬に出会える場所を提案すると同時に、41席のイートインスペースでは、くつろぎの空間を創出する。日販目標は500万円とし、客単価は1,600円、客数は3,000人超を想定している。


今週の目次




流通羅針盤

 消費増税前後の反動減、食い止め策は価格訴求


今週の業界トピックス

U.S.M.H 7月の天候不順や競合店の出店により上期業績は苦戦
イズミ IY・ヨークベニマルとの共同商品開発進める
オークワ 創立70周年の2030年目指し、従業員の結束高める
「食と暮らしの大博覧会」
全日本食品 創業60周年の全日食躍進チェーン大会を都内で開催
ポプラ 前社長の辞任で社長兼務となった目黒俊治会長が謝罪


メーカー トピックス

日清製粉 業務用小麦粉価格値下げへ


本誌創刊22周年記念特集

転換期迎えた、チェーンストアの商品政策
 専門店化を前提にした生鮮の商品づくり
 (株)エコス 専務取締役 営業本部長 兼 店舗運営部長 宮崎 和美 氏


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・50

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


SJW新店レポート

近隣センターが生まれ変わった。待ちに待った開店に「ありがたい」の声
 スーパーマーケットKINSHO 槇塚台店
惣菜で時短ニーズに、生鮮・グロサリーで内食に対応
 西友 東長崎店


チェーンストア・コンビニの9月度販売概況

駆け込み需要の恩恵受けSC&GMSは特に好調
コンビニは前年のタバコ増税の反動受け減少


食品マーケティング <話題を追って>

本格シーズンインの“鍋物調味料”
 *注目は大型750gから少量使いきりサイズの伸び率
着実に成長する無菌パック米飯
 *麦入りなど健康訴求商品も増加傾向


今週の大店立地法公示速報


交差点

思い切った事業承継で新発想



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