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No.1047-2019/10/07

簡単&便利な冷凍ミールキットをコモディイイダ赤塚新町店で拡販

No.1047号

簡便性を追求した都市型SM


  コモディイイダは9月26日(木)、7年ぶりの新規出店となる「コモディイイダ赤塚新町店」を東京都板橋区にオープンした。同社の最近の新店は閉鎖したライフの居抜きが多く、岩崎吉春社長が就任した2016年からは、2017年10月にオープンした朝霞仲町店、2018年12月オープンの三郷店、2019年1月オープンの北春日部店と、いずれも撤退したライフの居抜きだった。


  初期投資額に10億円を投じた赤塚新町店は、岩崎新社長となって初めての純粋な新規出店となり、居抜きではない新店としては2012年10月オープンの野田店や同年11月オープンの東大宮店以来となる。「コモディイイダ赤塚新町店」は1階に253坪の売場があり、2階には生鮮3品や惣菜、インストアベーカリー、焼き芋の作業場を配置して144坪のバックヤードを設けている。当初は敷地が717坪と狭いためピロティ式の店舗も検討したが、結局は今回の形で出店。来年4月に東京都葛飾区にオープン予定の「コモディイイダ金町店」(仮称)も同じスタイルでの開発を計画している。


  赤塚新町店では売場出入口を1カ所としてワンウェイで買物ができるレイアウトとした。売場から入るとすぐ左側に15席の休憩スペースを設け、右側の壁面にはインストアベーカリーを配置し、その前に青果売場を展開。次にデリカを配置し、鮮魚、精肉、日配、飲料、酒と続き、セミセルフレジ5台と通常レジ1台の集中レジを常設している。


  生鮮3品では特に簡便・即食商品を強化し、冷凍のミールキットやフライパンで簡単に調理できる味付け肉、肉または魚と野菜、調味料がセットになったチルドの食材キットなどフルラインで品揃えしている。都内で39店、総店舗数は83店となり、年商で920億円を超えているコモディイイダは赤塚新町店から都市型SMとしての新たなスタートを切った。


今週の目次




流通羅針盤

食品ロス削減の各種取り組み、小売各社で活発に進行中


今週の業界トピックス

消費増税スタート ポイントの数倍付けセールが盛んに、PBの販促強化も


メーカー トピックス

イシダ 紙包材対応のトップシール包装機に注目集まる
 味の素AGF 約10年振りに「グランデージ」ブランドを復活


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・48

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


SJW新店レポート

ローコスト運営のモデル店。300坪で惣菜と青果を強化
 いなげや 小金井東町店
食べる機能に特化。デリカ・中食ゾーンが4割を占め、ワインも飲めるスーパー
 イオンフードスタイル 藤井寺店
地下1階にSM、1階にHCの複合店を居抜きで既存商業施設内に出店
 スーパーバリュー 松戸五香店


チェーンストア・コンビニの8月度販売概況

前月の大幅マイナスから下げ止まるも低調基調
前半は猛暑、後半は台風で結果が分かれる


食品マーケティング  売れ筋を追って

マルハニチロ、冷食の「新個食宣言」始動
秋冬向け、市販用冷食に新たな挑戦
(容器ごとレンジへ米飯からピッツァ等へ)


今週の大店立地法公示速報


交差点

消費期限付き食品の脅かし



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