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No.1036-2019/07/08

24時間営業の都心小型店。インバウンドにも好評

イオンフードスタイル四ツ橋店(大阪市西区)

No.1036号

滞在の朝食、夜食にも需要


  まるで戒厳令でも敷かれたような物々しい雰囲気に包まれた交通規制の4日間だったが、無事に終了した「G20サミット」。その1週前の6月20日、大阪中心部・西区のビジネス街に開業したホテル「ヴィアイン心斎橋四ツ橋」の1~2階にダイエーが運営する「イオンフードスタイル四ツ橋店」がオープンした。24時間営業とあって、インバウンドの宿泊者にも好評だ。


  大阪・ミナミの道頓堀や若者文化の発信地・アメリカ村にも近い大阪メトロ「四ツ橋駅」の2号出口を上がるとすぐのところにある好立地。心斎橋から道頓堀周辺にはこのホテルを含め、8つのホテル1,800室があり、平日は85%、週末は100%の稼働率がある。


  ビジネスマンの利用も多いが、目立つのはアジアを中心としたインバウンドの人たちだ。重いスーツケースを引きずりながら、日本の文化や味覚をどん欲に吸収する姿は、かつて「海外旅行ブーム」に沸いた日本の姿の再来で、懐かしい思いさえする。


  1~2階に分かれた売場の合計は257坪。ホテルは3階から12階まで224室ある。佐藤一成・支配人によると、ドラッグストアやドン・キホーテで買い物する外国人観光客から「『スーパーはどこにありますか?』と聞かれることが多い」という。「1~2階がスーパーで、24時間営業ですよ」との答えに、「ラッキー!」という声が聞こえてきそうだ。


  来店客の7割は周辺の住民だが、SNSで発信するインバウンドのために、寿司コーナーの壁面サインを「Sushi」と大書きし、インスタ映えを狙った。近くのフーディアム東心斎橋では「夜食に天ぷらを食べる人が多いので、夜10時でも揚げる」という先例がある。様々なインバウンド対応、これからが本番だ。(P14~17に新店レポートを掲載)


今週の目次




今週の業界トピックス

 サーブ モチベーションアップのご機嫌な職場づくり研修で成果
 日本生協連 エシカル消費商品伸ばし、出荷ベースで915億円
 SMの来期新卒採用計画
  各社100名~200名台、今期並みの高いペース


メーカー&ベンダー トピックス

 大塚食品 ボンカレーゴールド、人気ゲームとコラボ
 ウェルネスフードジャパン 7月3日~5日、パシフィコ横浜で開催
 三菱食品 「かむかむレモンタブレット」新発売
 日清フーズ パスタのコンクールに「ディ・チェコ」をPR
 東洋水産 「マルちゃん でかまる ねぎ塩豚」新発売


今週の開店情報


SJWスペシャルインタビュー

平富郎氏が語る「人間万事、塞翁が馬人生」 第2回
 八百屋時代の経験で活きていないものは一つもない


SJW新店レポート

 参加型料理講座をヤオコーカフェで定期的に開催。
 ネットスーパーも実施
  ヤオコー 川越今福店
 ホテルに併設の24時間営業「都心小型店」。厨房も24時間フル稼働
  イオンフードスタイル 四ツ橋店
 大規模再開発エリアに、プチ業態として1年ぶりに出店
  マルエツプチ 浜松町一丁目店


新 激戦地 ストアシーイングMAP

 戸田駅周辺 埼玉県|戸田市・蕨市


食品マーケティング

 マルハニチロ、下期・新商品で冷食米飯に革新
 米飯、容器ごとレンジへ、中食~夜食へ簡便性の強化


今週の大店立地法公示速報


交差点

ふんわりシャリの回転すし



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