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No.1031-2019/06/03

SJW店舗ウォッチング

ベイシア 三浦店

話題のミールキットをベイシアもPBで開始。6月中には全店販売

No.1031号

取扱増加中のミールキット


  時代のニーズに合わせた商品として様々なスーパーやコンビニでミールキットを扱うところが増えてきている。元々は2007年にスウェーデンで誕生し、アメリカでは2010年からスタート。日本でミールキットが登場したのは2016年から。調理時間の短縮が図れるため、今後も伸びていくと言われ、市場規模は2017年度で3.5兆円とされ、2021年度には4兆円を超えると想定されている。


  オイシックスや生協のミールキットも有名だが、小売店ではイオンがまるごと献立キットとしてPBトップバリュで「クッキット」、ローソンフレッシュは「キッチント」、セブン-イレブンは「セブンミール」を販売。ベイシアは5月24日にオープンした三浦店で「O-easy su-easy(オイージー・スイージー)」を新発売したが、6月中には全店で取り扱う予定だ。


  「オイージー・スイージー」は10数種類ラインナップ。チルドの専用コーナーで販売する他、青果や精肉、鮮魚売場でも陳列している。ミツカンの監修レシピに基づいたミールキットやミツカンのポン酢を使った商品も販売。本体価格は498円、398円、298円、198円。三浦店では多くの来店客が手に取ってじっと見ている光景があり、関心の高さを窺わせた。


  時代に合わせた取り組みとして、ベイシアでは昨年春からカフェ化したイートインコーナーとしてHanaカフェを新規導入し、現在は8店展開。一方、2012年春から始めた税込198円のセルフカレーバイキングは2017年にほぼ全店に導入したが、2017年夏に他社で起きた惣菜バイキングのO157事件の影響で全店中止。ただ、中止直後からお客から再開を望む声が多く、今春、本体価格198円で再開し現在は10数店で実施している。


今週の目次




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流通羅針盤

 動き出すコンビニの食品ロス削減。地方や中小SMで遅れ


今週の業界トピックス

 バロー 生鮮品カテゴリーキラー化し、広域商圏対応型へ転換進める
 日本チェーンストア協会 「ポイント還元策で価格競争激化しデフレ招く」(小濵会長)
 スーパーバリュー コスト負担増で5.9億円の営業赤字
 日本FC協会 新会長に渡辺裕明B-Rサーティワンアイスクリーム社長が就任


メーカー トピックス

 味の素 グローバルトップ3目指して集中投資で成長
 調理済食品市場 調理食品の供給は依然、上昇基調


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・40

 ― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


SJ決算レポート 2019年2月期決算 CVS篇

 6社計のチェーン全店売上高は3.0%増の10兆5,604億円
 営業利益は1.4%増の3,345億円。人手不足問題で24時間営業の限界も


SJW新店レポート

 平日は地元住民。休日は観光客を対象にデリカや飲料を強化
  Odakyu OX江ノ島店
 進む「食事業を軸としたSM改革」。競合に打ち勝つ「毎日行きたくなる」店舗
  デイリーカナート イズミヤ 和泉府中店


チェーンストア・コンビニの4月度販売概況

 天候不順の影響などからSM・GMS各社が苦戦
 長らく相場安だった野菜は相場が上昇し改善


今週の大店立地法公示速報


交差点

もう一歩でさらに素晴らしく



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