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No.1024-2019/04/08

SJW店舗ウォッチング

無印良品 銀座

無印良品の世界旗艦店 最大規模で銀座に登場

No.1024号

ビジュアルMDを駆使した銀座店


  4月4日(木)に「無印良品 銀座」が出店した。売場面積は3,981㎡と良品計画の中で最大規模の店。昨年12月2日に閉店した有楽町店よりも700㎡大きい。物販の売場は地上1階~5階までの5フロア。1階に対面販売を強化した食品売場を配置し、衣料品や日用雑賀、家具、寝具、化粧品、文房具などを販売する上層階へと来店客を誘う。地下1階にはムジダイナーとして飲食施設も営業し、朝食~昼食は値ごろな価格で定食を提供し、夜は小皿と大皿料理を国産ワインや日本酒などと一緒に楽しむ空間とした。


  ストーリー性を重視した日常商品をトータルで7,000アイテム揃える良品計画だが、創業当初の1980年12月にはわずか40アイテムで、西友のPBとしてスタートした。その後、1983年には売場面積103㎡の青山店を直営1号店として出店し、1989年には西友から独立している。


  衣料品や日用雑貨、住居用品ではお客からの信頼が厚い無印良品。アンチゴージャスを掲げ、シンプルなデザインにこだわっている。「しるしの無い良品」として出発し、(1)素材の選択、(2)工程の見直し、(3)包装の簡略化の3つを基本原則に展開。良品計画は商品の企画・製造から流通・販売まで行う製造小売業として確固たる地位を築いている。


  無印良品は928店となっているが、国内(454店)よりも海外(474店)が上回っており、中国で229店、台湾で45店、韓国で26店、アメリカで15店、イギリスで12店展開。国内では駅構内にキヨスク型の小型店を1999年から展開している一方で、最近ではショッピングセンターの中に大型店も出店し、ビジュアルMDを駆使して見せる売場づくりを進めている。「感じの良いくらし」の実現を掲げている同社。世界旗艦店と位置付けた銀座店で無印良品の世界観を打ち出したという。


今週の目次




今週の業界トピックス

ファミリーマート コストより時間効率を求める時代に対応した中食改革を推進
イオンリテール 新元号「令和」発表の特別企画をイオン葛西店で4月1日実施
オークワ 中期経営計画策定、出店進めるも閉鎖もあって、営収は微増
経済産業省 キャッシュレス社会の実現に向けて官民一体のキャンペーン展開
オークワ 前期決算、東海の惣菜工場フル稼働で営業大幅増益に
トーホー SM事業は客数減に歯止めがかからず3.7億円の赤字
東急ストア 東扇島センター内に畜産PCを計画


メーカー トピックス

日清製粉 「2019麺産業展~そば・うどん~」に出展
日本GLP 埼玉県新座に「GLP新座」を竣工
日清製粉グループ 総合中食サプライヤーのトオカツフーズを子会社化


今週の開店情報


ニューストア |無印良品 銀座

世界旗艦店として3,981坪の売場最大規模で営業


SJW新店レポート

ドミナントを埋める小商圏フォーマット、自前物流による店間移動でMD強化
 原信エクスプレスマーケット 旭岡店
42年営業の店舗をS&B。マンション併設型SMで子育て・高齢世帯をターゲットに
 イトーヨーカドー食品館 厚木店


食品マーケティング

東洋水産「マルちゃん正麺」の急速な浸透
 *シーズン向け「正麺冷し中華~ごまだれ冷し」(袋麺)登場
 *ノンフライカップ麺「麺づくり 濃いめ 豚骨醤油」新発売へ


今週の大店立地法公示速報


交差点

オリジナル冷食の登場



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