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No.975-2018/04/02

SJW店舗ウォッチング

ベイシアのNewスーパーセンターにベーカリー&カフェを初導入

ベイシアスーパーセンター 勝浦店

No.975号

新タイプのスーパーセンター


  ベイシアの歴史の中で初めて、革新的なスーパーセンターを千葉県勝浦市に登場させた。「ベイシアスーパーセンター勝浦店」はJR外房線・勝浦駅から徒歩20分ほど。閉校となった県立勝浦若潮高校のグランド跡地を開発した。


  139店を営業するベイシアはスーパーセンターを47店展開しているが、これまでの8,000~1万㎡の売場面積ではなく、5,000㎡のコンパクトなスーパーセンターを今回開発し、Newスーパーセンター1号店と位置づけた。


  勝浦店ではベイシア初の取り組みを幾つも実施する。衣食住を扱うスーパーセンターだが、勝浦店では玩具売場と大型の住居関連品を削除している。食品では同社はこれまでインストアベーカリーには積極的ではなくて10店の展開しかなく、ここ数年でさらに7店を閉鎖しているが、勝浦店ではベーカリー&カフェ「HanaCafe」を初導入。全て個包装とした店内製造のパンを陳列し、この他にコーヒーやスムージー、ジェラート、スープ、クレープも提供。オープンキッチンでカットフルーツも配置し、デリカ売場を隣接する。カフェスペースは1階が20席で、2階はキッズスペースやテラス、ワークショップ用の稼動エリアとなる計68席を配置する。


  ベイシア橋本浩英社長はオープン当日に「新しいベイシアのスタートラインに立った。お客様に楽しさを提供し、来店頻度を上げていきたい」と語り、「今後も進化を続けチャレンジをしていきたい」と強調する。今年は6月に前橋小島田店を出店し、埼玉県内には羽生店など3店をオープンするが、いずれもスーパーセンター業態ではない。ただ、ベーカリー&カフェは新店には導入し、デリカも強化する。既存店も全面改装時にはニュースタイルに変更する方針だ。


今週の目次




流通羅針盤

農業改革を進め、農業、農産品流通の活性化を促す施策道半ば


今週の業界トピックス

ファミリーマート 中食改革を継続、愚直にトップチェーンに挑戦する
日本GLP 伸び続けるECに対応、毎年1,000億円前後を開発投資
セブン&アイ・HD 41年目の合同入社式を3月22日に都内ホテルで開催


メーカー トピックス

伊藤園 ぺットボトルコーヒー市場に攻勢かける


今週の開店情報


イノベーションカメラレポート |イシダ篇

店舗からPCまでフルラインで


SJW改装店レポート

サミCafeなど最新MD導入、駅近で夜間は少量品の品揃え充実
 サミットストア 氷川台駅前店


チェーンストア・コンビニの2月度販売概況

相場高が続き農産品が好調
北陸の記録的大雪で客数に影響


SJWインタビュー

200gの「冷凍食べる甘酒」を業務用で発売
 ケンコーマヨネーズ 商品開発本部本部長 矢野 輝彦 氏


飲料と酒類に新商品登場

大塚食品 「マッチ」が糖質50%オフで新登場
合同酒精 鍛高譚シリーズに「赤鍛高譚」追加


全6肥育農場でJGAP認証 全養豚分野では日本初

フリーデンが2月に一挙5農場のJGAP認証を取得


食品マーケティング

東洋水産、冷やし~即席カップ麺「QTTA」の多様化
*チルド麺に「水でほぐすだけの、つるやか ざるそば」など発売
*即席カップ麺「QTTA」にCURRY追加で販促デモ
*生麺の食感「正麺」(製造特許)に‘冷やし中華’など3品発売


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・12

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


今週の大店立地法公示速報


交差点

知力・体力に限界はない?



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