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No.952-2017/10/09

SJW店舗ウォッチング 成城石井トリエ京王調布店

No.952号

成城石井、SM+レストランの「グローサラント」開店


  スーパーマーケット内で販売する食材を調理して提供するレストランを併設した「グローサラント」が誕生した。成城石井が9月29日、京王線調布駅の再開発ビル「トリエ京王調布」A館1階に開店したもので、生鮮4品を扱う小型SM(店舗面積199坪)に42席のレストランを併設した。


  「グローサラント」は食料品店を意味するグローサリーとレストランを掛け合わせた造語で、レストランに負けないクオリティの食事を店内あるいは店舗敷地内で提供するサービス。近年、イートインを併設したSMが増えているが、その先を行く新しい業態だ。


  今回の成城石井の新業態店では、生鮮食品、調味料などレストランで使用する食材の9割をSMと共通化、同社の惣菜センターで作るソースなどを含めると100%に近づく。ほとんどが店舗で販売する商品、ないし自社製品を使用することになる。


  店舗は9時~23時営業で、レストランゾーンは9時~11時がイートイン、11時~15時がランチタイム、15時~23時がディナータイム。メニューは「ハンバーグ、パスタ、ステーキ、ピザの4軸各2~4アイテムを基本に、その日の旬の素材を使用したシーフードミックスフライなどの限定品を加える。ハンバーグにライス、サラダなどをセットした1食完結型で990円~1,500円の価格帯で提供する」(成城石井)。


  主なメニューはレシピを作成して配布、使用した食材、調味料などは売場でPOPを付けて訴求。現物でメニュー提案して売場で売り込む。まさに生きたメニュー提案だ。


  レストランと惣菜売場の厨房も共有、10名のスタッフも兼務、効率化も進める。


今週の目次




本誌創刊20周年記念特集

トップに聞くコンビニエンスストア業界の課題と展望
「美味しさ」前提に定番を充実強化
 ローソン代表取締役社長
 竹増 貞信 氏


今週の業界トピックス

オークワ 第2次中計の2年目、攻めの姿勢を前面に打ち出す
ヤオコー チャバタ生地のイタリアパンを本格展開へ


メーカー トピックス

全日本コーヒー協会 東京、大阪で第2回フォトコンテストを開催


今週の開店情報


SJ決算レポート 生協篇8

全国570生協の総事業高は1.1%増の3.4兆円


SJW新店レポート

スーパーセンターの撤退跡に、市内4店目の「最新店」を開店
 マックスバリュ 名張西店
地産品ショップとジューススタンド併設した東京駅チカの複合店
 紀ノ国屋アントレ グランスタ丸の内店


明治のヨーグルト戦略 多彩な秋の新商品

明治プロビオヨーグルトR-1を3品目


「安全安心・美味」を追求 〈やまと豚〉フリーデンの戦略

差別化商材の開発と売り方提案強化
iTQiで味のお墨付き「JGAP」も取得


企業動向

明治、食事補完タイプの「バランスランチ」再強化し発売


食品マーケティング

市販用冷食―売れ筋を追ってー
マルハニチロ、麺類~米飯~調理品への軌道
 *強い中華街シリーズのメニュー
 *新訴求へ「おいしいおかずシリーズ」


今週の大店立地法公示速報


交差点

魅せたくなる料理の訴求を



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