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No.878-2016/03/28

「阪急オアシス」提案力ある売場に挑戦。出店地も新たなステージへ

No.878号

  大阪の北部、千里ニュータウンにつながる箕面船場に阪急オアシス箕面船場店がオープンして4カ月。同社が2009年から展開している「高質食品専門館」の集大成ともいえる店舗だ。足元商圏は少ないが、2020年にも北大阪急行線が延伸され、店舗北側に新駅ができる予定だ。大阪大学の箕面キャンパスも移転して来る。


「居心地のいい空間」に


  アメリカの東海岸で人気のあるホールフーズを参考に、ローコストでハイセンスな店づくりが実現した。ゆっくり買い物したい人には、打って付けの1,400㎡の売場面積がある。


  表紙の写真に取り上げたキッチンステージでは、ナチュラルチーズと生ハムのカット販売や、オリーブの量り売り、オードブル、冷惣菜などを集めたサークルをメイン通路に配置した。


  こだわりの単品集積から、“提案力”のある売場として情報発信ができるように、専門の研修を受けたスタッフが、お客さんとの会話を通じて、メニュー提案などに取り組む。


  畜産売場を例に挙げると、かねてから取り組んでいる熟成牛肉の専門性をさらに追求し、新たに「熟成屋」としてコーナー化した。


  熟成庫で仕上げた牛肉を素材で提供するのをはじめ、「熟成牛肉弁当」などの惣菜にも加工。うまさを知ってもらうPRも兼ねている。


  ミートデリでは、新たにロテサリーを設置し、ローストチキンや焼豚など、オリジナルメニューを導入している。


  目下の課題は平日対策だ。勤め帰りの人だと、千里中央駅で下車。そのまま、2009年開店の阪急オアシス千里中央店に直行。買い物を済ませて、バスに乗って帰るのが一般的だ。


  だから、「他店にはない直輸入品も揃っていますよ。くつろぎのスペースも広いし、料理教室などのイベントもありますよ」と「居心地のいい空間」を打ち出している。


  家電量販店が2~3階に入り、4~5階と屋上に駐車スペースがある箕面船場店。週末だけでなく、平日にも利用を促す新たな方策はないものか。(P10~13に新店レポートを掲載)


今週の目次




流通羅針盤

グループ成長過程でのヨーカ堂の貢献を再評価


今週の業界トピックス

サミット 新社長に住商出身の竹野浩樹取締役が昇格
マルミヤストア 大分県の地場SMオーケーを20億円で買収
ニップンドーナツHD 日粉のドーナツ事業会社がゼンショーから同業買収


ケーススタディ 商圏特性と立地SMのMD対応を見る⑫

「家計調査」から見たSMの地域特性
肉と言えば牛肉を指す関西。
 ダントツに支出金額が多い和歌山市の「不思議」を検証


SJ新店レポート

「みんなで創るあなたの市場」千里ブロックでアメリカンスタイル店
 阪急オアシス 箕面船場店
2階が売場の同社初ピロティ、都市計画で開発中の駅前に
 ヤオコー柏高柳駅前店


国分 広分野で提案 「FOOD TABLE in JAPAN2016」で

外食の取り組みとデリカテッセンのトレンド対応強化


商品と売り方 フリーデンがSM・トレードショーで新提案

ミートデリカ中心に時代のMD提起
時短と美味しさ両立の重要性を訴求


食品マーケティング

全国かまぼこ連合会が「かまぼこ」800点の展示試食会
 *中心は「揚げかまぼこ」~各種「珍味品」で賑わう
家庭用冷食、有力ブランドが米飯メニューに凌ぎ削る
 *メニュー化が多彩なカテゴリーに集中


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

エスエスケイフーズ[SSKキムマヨ] フードジャーナリスト 旭 利彦
 注目株の「くせになるうま辛さ」マヨネーズタイプ


今週の大店立地法公示速報


交差点

部門移動をかけて人気の魚惣菜



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