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No.870-2016/02/01

接客ロボットが小売店に続々と登場

No.870号

  「2016年はスマートロボ元年」とソフトバンクは掲げる。既に先進的な企業で人型ロボ「ペッパー」は活躍し、人材不足に悩む小売業の救世主として期待される。同社・宮内謙社長は「接客データの見える化にぜひ注目して欲しい」と語る。ロボットの目で客の属性を認識し会話できるため、接客対応に適している。


人型ロボットの接客


  様々な小売店で人型ロボットを見かけるようになってきた。「ペッパー」と呼ばれる「Pepper for Biz」はイオンモール幕張新都心で昨年12月に5台導入され、客との新たな接点を創出するためのコンシェルジュとして実験を行っている。一方、ヤマダ電機が東京駅前に昨年10月末オープンした新業態店「コンセプト ラビ東京」にも6台導入し、日本語以外に英語や中国語でフロア案内してインバウンドの訪日客に対応する。「ペッパー」導入企業はイオンやヤマダ電機の他、ユニバース、ロフト、パルコ、コープネット、JA全農、伊藤園、ネスレ日本、ホワイト急便など500社を超え、銀行や介護施設、教育の分野にも浸透してきている。


  ペッパーは身長121cm、体重29kgで白色。地蔵のような顔に真ん丸とした黒目に愛嬌がある。顔は無表情だが、目が光ると人の属性を認識し、男女、おおよその年齢や身長を識別する。耳が光ると相手の言葉を聞き取り、会話ができる。手と腕、腰を人間のように自由に動かせ、移動も自由にできるため、踊ることも可能。騒音のあるところでは相手の言葉が認識できないこともあり、言葉の認識にタイムラグが発生するため会話に間ができるのがネック。ただ、胸に設置されたタブレットでタッチ操作ができる。さらに、記憶力が無限で正確な知識を大量に蓄積できるため、情報量が多い商品には効果を発揮する。一度認識した客の顔を再び見た時に、過去に蓄積したデータをクラウドから引っ張ってきて、客と会話することも近い将来は可能となるかも…。


  ペッパーの月給は5万5,000円。レンタルしているソフトバンクでは200社以上のアプリパートナーがエントリーしており、準備は整ったと主張する。今後はアプリの開発次第で様々な可能性が広がる。


  ペッパーはペットとスマートデバイスの中間のような存在で、人型ロボットのため、持っている機能以上のもの。例えば人が感情移入しやすく、コミュニケーションツールとして集客効果が発揮できる。現在、店に設置しているタブレット画面やデジタルサイネージの情報よりも人が注目しやすいのが特徴とソフトバンクでは説明する。


今週の目次




流通羅針盤

個性的なサービス施設を付加したSCの大型化進む


今週の業界トピックス

東急グループ 銀座エリア最大級の商業施設「東急プラザ銀座」3/31開設
AGF 「ブレンディ」のスティック、全国各地でイベント開催
三菱食品 新社長に三菱商事の森山透常務


今週の開店情報


新春トップインタビュー(続)

U.S.M.H事業会社間の草の根的な融合でき始める
 マルエツ代表取締役社長・U.S.M.H代表取締役社長 上田 真 氏


SJ新店レポート

地下鉄開通すれば、都心と直結する「郊外型ショッピングモール」に
 イオンモール 杭州良渚新城
本社ビル改修工事で2年間休業、ジュースバー新設し営業再開
 明治屋京橋ストアー


2015年の閉店及び開店SC一覧 日本ショッピングセンター協会

昨年は老朽化で18件のSCが閉鎖
多くのSCは建て替えを計画


チェーンストア・コンビニの12月度販売概況

先月よりは好転も相場安の傾向、SM・コンビニ上向く
 気温高の影響で年末商材が不調


どっちが保守が革新か 考えて決めるのは貴方です

攻めるも守るも、SM・トレードショーに全力投球を


三井食品 新たな需要創造 SM・トレードショー2016で展開

 「健康」をメインテーマに具体的提案
 輸入・開発商品から低温・惣菜を紹介


食品マーケティング

マルハニチロ、業務用冷食の惣菜向け新商品強化
 *麺類に重点
アクリブランドからはピッツァ~グラタン
メディケア食品は「もっとエネルギー肉じゃが」など


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

ハマヤ[鰹のオリーブオイル漬&鰹のオリーブオイルパテ]
土佐の高知のご馳走を洋風にアレンジ フードジャーナリスト 旭 利彦


今週の大店立地法公示速報


交差点

長時間労働は悪の時代



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