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No.825-2015/02/16

ビュッフェ&カフェ機能を付加した新型SM開発したライフ

No.825号

  「日々のお買物を、便利から、楽しいへ。」をコンセプトに掲げるライフコーポレーション。地域住民に、いつも新しく・楽しく感じてもらえる高感度な情報発信を行う「ライフスタイルストアの実現」を目指す。昨年11月に出店した「ライフ戸塚汲沢店」ではビュッフェやカフェ機能を新設したSMとして営業している。


楽しさを提供するSM


  ライフコーポレーションは昨年11月、大阪市内に出店した西宮原店と北畠店を「セントラルスクエア」業態と名付けた。両店は地域の中心的コミュニティとして、「行けばきっといいことや楽しいことがある」と人々が集い賑わう中央広場のような存在でありたいという想いを込めたが、今年中には東京スカイツリーの隣の押上にもセントラルスクエアをオープンする予定だ。


  セントラルスクエア業態を含め、昨年から様々なチャレンジを積極的に行っているライフ。今までにないことに挑戦するため社員の意欲が生まれているという。セントラルスクエアとは表現していないが、昨年11月26日に出店した「ライフ戸塚汲沢店」でも新たな試みを実施。その一つが「ライフカフェ」。イートインコーナーと直営インストアベーカリー「小麦の郷」に併設する形で展開する。ファーストフード形式でドリンクと軽食メニューを提供するコーナーであり、コーヒーはホットもアイスもレギュラー167円(本体価格)、ラージサイズ204円とし、パスタ3種は各550円、8インチのナポリピッツァ4種は300円または350円で、ソフトクリームやホットケーキなども提供する。


  もう一つは惣菜売場内の中央部分に配置された「ライフビュッフェ」。客がセルフで料理を容器に盛り付ける仕組みで、おかずやサラダは100g178円均一とし、スープバーは1カップ100円均一、ライスバーは100g68円均一、ビーフカレーは1皿380円均一で提供する。トータルで30種類のデリカを並べている。


  戸塚汲沢店で初導入した「ライスカフェ」はイートインコーナーに喫茶機能を取り込み、インストアベーカリーとの併売を誘う飲食スペースとしての役割を担う。一方、「ライフビュッフェ」は南千住店で実験し、宮内2丁目店と同店と3店目の投入。


  選ぶ楽しさと量り売りのため好きな量を自由に盛り付けられることが最大の特徴。売場の中でも特に煌びやかで目立つ存在となっている(同店は新店レポートとして16~20頁に掲載)。


今週の目次




流通羅針盤

2016年春不当表示に課徴金導入、売り上げの3%


今週の業界トピックス

CGCグループ グループ電子マネー「CoGCa」が3月からスタート
SM3団体統計発表 AJSがヤオコー、阪食、サミットの年末商戦を調査
ヤオコー 三芳藤久保店でネットスーパーを開始
ジョイス 組織をスリム化、商品部、開発部などに統合
ライフコーポレーション 購買戦略室を新設、東西の仕入を一本化へ


今週の開店情報


SJ新店レポート

都心部「高質食品専門館」完成形に、競合店も続々近隣に出店する予定
 阪急オアシス上本町店
内房エリア初進出、売場の各柱に曜日市の告知ポスター掲げる
 フードスクエアカスミイオンタウン木更津朝日店
ライフカフェ初導入。フード&ドリンク提供のイートインコーナー新設
 ライフ戸塚汲沢店


激動の流通革命変遷史・31 小澤信夫

大衆消費社会実現のために、流通革命は今から始まる
 日本の小売業・スーパーマーケット発展の歴史


ヨーグルト市場に新風 明治〈乳酸菌〉の周知徹底へ

食の価値提案を強めた市場創造戦略
3つの戦略で5新商品の提案を強化


企業動向

昭和産業、第3四半期業績は2桁減益も期初予想変えず


食品マーケティング

日清フーズ、新たな商品戦略を投入
常温に少量利用向け「ミニボトル入りクッキングフラワー」
冷食に5つの開発ゾーン、3種魚介のペスカトーレなど


今週の大店立地法公示速報


交差点

過剰気味?の大型店駐車台数



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