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No.794-2014/06/30

カラフル菓子の詰め放題販売(旬彩館ホック安倍店)

No.794号

  さえきセルバホールディングスの事業会社フーズマーケットホック(本社島根県、南脇政文社長)が3月19日、増床リニューアルオープンした「旬彩館ホック安倍店」(鳥取県米子市彦名町24)は、カラフル菓子をはじめ、ドライフルーツ、豆などの詰め放題販売、おつまみ缶詰、世界のビールなどの拡大コーナー、軽食サービスを重視したイートインなど新基軸のMD、サービスを集大成したSMとして注目を集めている。


新基軸のMDとサービス溢れる


  「キラリと光る個性的な店づくり」(佐伯行彦さえきセルバホールディングス社長)を標榜し、個性的なスーパーマーケットづくりを進めているさえきセルバグループ。その中にあって、島根と鳥取で店舗展開するフーズマーケットホックは積極果敢に新しいマーチャンダイジング・サービスにチャレンジしている。


  先ごろ、増床リニューアルした旬彩館ホック安倍店では、様々なバルク詰め放題販売にチェレンジしている。関東ではさえきが最初に導入したドライフルーツはもちろん、キャンディーなどのカラフル菓子、北海道産の豆、さらにオリーブピクルスを10種類ほど量り売りする試みも行っている。オリーブ漬けをボウルに入れて陳列、お客が好みのピクルスを自分でカップに詰めて計量する。入荷して8日間の販売期間。1日当り2,000円ほどだが徐々に増えているという。


  また、世界のビールは8尺ほどのリーチインケース、こだわりの冷食は22尺ほどのリーチインケースで共に大々的に展開。今話題の缶詰も缶詰バーとして、酒売場の隣でおつまみ缶詰を集めて展開している。


  イートインコーナーも店舗外も含めて50席のスペースで、「安倍食堂」のネーミングで軽食コーナーとして位置づけている。コーナーの隣にはデリカ売場を配置。生パスタ、焼そば、できたてホットサンド、自家製プリン、フルーツパンケーキなど軽食にぴったりのメニューを用意。コーヒー、スープなどとセットで注文すれば割引サービスもある。


  同店は元々、高齢者の利用が多かった店だが今回のリニューアルで若い客層が増え、前年比120%と大きく伸びている。あまり業界では見ないような試みに溢れる店舗だ。


今週の目次




今週の業界トピックス

SM3団体統計発表記者会見
 震災復興はまだまだ先、地域のニーズに応えるのが地域SMの使命
AGF 大震災支援継続3年目の東北復興活動概要を発表


今週の開店情報


SJ新店レポート

幹線道路沿いに立地してドミナント形成するピロティ式430坪SM
 サミットストア 環八南田中店
コンビニ商品を1階、マーケットニーズを2階に配置した小型SM
 ライフ東五反田店


チェーンストア・コンビニの5月度販売概況

食品は駆け込み需要の反動から持ち直し好調
 家電、衣料、日用品などは影響が残る


第11回こだわり商品展示会 五味商店7月24日に開催

地産外商に110社が丸の内に集結


豚肉販売の転機 〈やまと豚〉フリーデンの提言と提案

日本の豚肉流通「改革と改善」対策の再構築が必要
スーパーは「畜種別から用途別」など消費者の買いやすい売場作りがポイント


関幸雄の流通コラム 流通戦略アドバイザー

SMに求められる食のプロとしての技術力と提案力


食品マーケティング

*売れ筋を追ってー市販用・冷食―
 ケイエス冷食、つくね串~ごま味噌チキン
*7月、冷食、有力メーカー下期新商品発表へスタンバイ
*上期売れ筋に新・焼おにぎり、スパゲティ、紅ずわいがにのあんかけ焼そば


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

阿部幸製菓[かきノーラ] 「グラノーラ」みたいな「柿の種」
 フードジャーナリスト 旭 利彦


今週の大店立地法公示速報


交差点

過疎地対策とコンビニ



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