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No.726-1/28

コープこうべもネットスーパーに参入。神戸・西区からスタート

No.726号

  生活協同組合コープこうべ(神戸市東灘区)は、15日からインターネットスーパーを始めた。1号店は神戸市西区にある西神南店で、ネット経由で受けた食料品などを近くの消費者宅に1日2便、軽トラックで届ける。取り扱うのは生鮮食品のほか、加工食品や日用雑貨など約3,000アイテムで、30~40代の子育て世代のニーズに応える。5,000円以上購入すれば、送料315円が無料になる。流通各社ともネットスーパーに力を入れており、宅配がお手のものの生協の新規参入で、店舗以外の競合もますます激しくなってきそうだ。


「新規組合員獲得」の切り札


  神戸の中心部から30分弱、北西方向に伸びる市営地下鉄西神・山手線の終点から1駅手前の駅前にある西神南店。バックヤードの一角が本拠地兼デリバリースペースだ。パソコンが2台とずらっと並んだボックスの間を担当者がハンディ機を手に動いている。


  ネットスーパーは組合員が前提だ。会員に登録すると、ネット会員として宅配サービスを受けられる。会員はネットスーパーの画面を見て、注文を確定する。西神南店では青果なら青果の担当者が注文表の野菜や果物をカートに積み込み、バックに届ける。会員ごとのボックスに女性パートが要冷・非冷別に入れ、検品して出荷する。


  ボックスの中には長ネギや握り寿司、刺身セットのほか、米や清酒も入っている。配達時に家にいなくても留守置きサービスがある。周辺は丘陵地を開発した坂の多い地域だけに、会員募集のスタートは上々で、宅配してもらうと助かる人のニーズがあるのが良く分かる。


  朝9時半までに注文すれば、12時から15時の間に配達される。12時までの注文だと15時から18時までに届けられる。配達エリアは店舗周辺の5~6km圏内だ。神戸市西区の全体の生協組合員比率は75%と高率だが、競合激化を新規組合員獲得の切り札でカバーする。


  初年度は6,500万円が目標で、取扱アイテムも5,000品目まで拡大し、5年後には20店舗、年商20億円を見込んでいる。生協では埼玉や青森で展開している例はあるが、店舗6割、宅配4割の販売実績を持つ生協大手の参入で、潮目は変わった。食品スーパー、コンビニなど業界を巻き込んだ戦いは一気にヒートアップしそうな勢いだ。


今週の目次




流通羅針盤

医薬品のネット販売容認へ、流通大手参入を前向きに検討


今週の業界トピックス

地方SMの経営環境の厳しさが顕在化
 東京ストアーが民事再生法を申請、日向が全店舗の営業を停止
日本生活協同組合連合会 消費税増税対策として40億円特別値引き
いなげや 成瀬専務が新社長に昇格し、遠藤社長は会長に
日本アクセス 「お客に合わせた店づくり」卸のマーケティング視点で提案


今週の開店情報


スーパー2013年5月期中間決算レポート

大黒天物産、マルミヤストア、ドミー


新春インタビュー

原点に立った商販一体マーチャンダイジングの構築
 与野フードセンター 商品部部長  関根 政勝 氏


SJ新店・改装店レポート

都心生活者のニーズを汲み取り、デイリーユースに上質品を付加
 マックスバリュエクスプレス船堀駅前店
売場330坪の小型店を全面改装、今後の都心部出店への布石に
 ヤオコー大宮上小町店


関幸雄の流通コラム 流通戦略アドバイザー

後継者のポイントは業界が好きな事と強い気構え、大きな目標があることです


SJ食品衛生・最新リポート①

ネットで情報、何でもつかめる。消費者は何でも知っている
 小売りのプロとして「理論・実践武装」しないと務まらない時代に


特集 スーパーマーケットにおけるペットフード

スーパー編
 エコス
   商品の選別、効率見極めの段階へ
メーカー編
 いなばペットフード
   売場拡大で消費者が求める品揃えを
 ヤマヒサ ペットケア事業部
   多様化、細分化するニーズに挑戦
 デビフペット
   小型化や健康志向商品に今後も注力


業界動向 両社の春季戦略は自社の特色前面に打ち出す

日清フーズは売上目標55億円、日本製粉同35億円


食品マーケティング<2013年上期、有力ブランド、冷食新商品発表>

マルハニチロ食品、魚素材を米飯メニューに仕込む
 *レンジだけ!シリーズに「野菜タンメン」戦列に


巷で秘かに売れ始めている注目!フーズ&ドリンクス

平松食品「愛知丸ごはん」 高校生が発想した三河つくだ煮“ジュレ”
 フードジャーナリスト 旭 利彦


今週の大店立地法公示速報


交差点

デフレ脱却と東日本大震災



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