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No.698-6/25

「なんということでしょう」
ゲームセンターがスーパーに生まれ変わりました

No.698号

  「大改造!!ビフォーアフター」というテレビの人気番組がある。様々な問題を抱えた依頼者の家を建築家の匠がリフォームし、依頼者が感涙にむせぶ――という内容だが、それに似た経験をした。今年1月、大阪府南部の泉北ニュータウンの光明池駅近くの商業施設に所用で出掛けた時のこと。1階のゲームセンターが閉鎖され、囲われた空間が寒々とした雰囲気が漂っていた。「いいテナントが多く入っているのになぜ?」。それから数カ月、後に入る店舗が開店したというので取材に出掛けた。そこで見たのは「なんということでしょう」まばゆい光に照らされたスーパーの姿だった。


あえて出店した理由はどこに?


  東京から大阪の伊丹空港に向かう飛行機が着陸態勢に入った時に通るのが、大阪南部の和泉市上空だ。眼下に見えるのは無数のため池と白い建物群。これが「泉北ニュータウン」で、和泉中央まで鉄道も通じている。終点から一つ手前の光明池駅は、北の千里中央と並んで、ニュータウンの代名詞のように言われてきた。


  今回の舞台になる複合商業施設の名は「コムボックス光明池」で、デベロッパーのダイワロイヤルが手掛けた施設だ。家電、ファッション、インテリアなど、誰が聞いても知っているテナントが入居しており、オープンして満8年を迎えた。


  同社のHPによると、「おもちゃ箱をひっくり返したような、いつ行っても楽しめるスポットをコンセプトとして誕生しました。コムボックス光明池は、生鮮食品以外の物販とアミューズメントを核とした店舗作りをしております」とある。


  ゲームセンターの跡地に入ったのは和歌山の中堅スーパー「松源」だ。オークワと同様に「北上出店」を続けている。飲食チェーンは別として、ドライ一色のテナント群に水を扱い、生のにおいがするウェットな生鮮が入った形だ。


  全国を探せば、いろいろあるだろうが、関西ではこんな居抜きのケースは珍しい。スーパーが退店し、そこにゲームセンターが入るというならありそうだが、逆のケースは珍しくない? しかも、両隣をダイエーとイオンに挟まれた「最小売面300坪」での出店のビフォーアフター。今年前半の店舗出店の「ケーススタディ」筆頭格になろう。(17〜20ページに関連記事)


今週の目次




流通羅針盤

内需型産業、海外事業拡大。専業SMの出遅れ目立つ


今週の業界トピックス

イオン テスコジャパンの株式50%を取得
生団連 第1回定時総会開催、専務理事にチェーン協井上専務が就任
バロー M&Aは10店規模のSM企業ならしない
アルビス ポイントカード統一し、40万人超のカード会員に
ミスターマックス 食品の売上が好調で14.5%増の274億円に
マキヤ ポテトをロープライスの生鮮&コンビニスーパーに転換


SJ新店・改装店レポート

100坪スタイルのミニ店舗を出店。課題は多いが、新たな立地開発に
 マルエーminiライブ1店
縦に細長い店内の回遊性を高め若い客層の増加も視野に改装
 リブレ京成青砥駅前店
ダイエーとイオンに挟まれた立地。後発の「松源」が仕掛ける戦術
 松源 コムボックス光明池店


関幸雄の流通コラム 流通戦略アドバイザー

後継者育成は10年間という長期スパンで考えることが大事です


セブン&アイHD キリンビールと共同開発した新プレミアムビール


今週の開店情報


巷で秘かに売れ始めている注目!フーズ&ドリンクス

大象ジャパン 女性に大人気「ホンチョ」に“即飲み”ソーダ新登場
 フードジャーナリスト 旭 利彦


Soylution拡販へ 大塚製薬のニュートラシューティカルズ戦略

3アイテムで大豆の栄養価値訴求
「栄養摂取と健康維持」の応援強化


家庭需要伸びるベルギービール 小西酒造の拡販戦略

色・味・香りのストーリー性を重視
女性層・新需要開拓でフルーツ・ビールが急成長


食品マーケティング


三菱食品、4月の統合、フルライン化後の総合フェア迫る

*7月4日〜5日、本社のある東京流通センター(第一、第二展示場)
*2012年〜2015年、売上3兆円、新規投資400億円への基盤整う 
*カゴメ、オリンピック、マラソンの藤原新選手のスポンサーへ


今週の大店立地法公示速報


交差点

憩いの場を店内中央に



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