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No.615-10/4

新日本スーパーマーケット協会、
第1回全国大会東京大会を盛大に開催

No.615号

  昨年8月、(社)日本セルフ・サービス協会と(社)全国スーパーマーケット協会が合併して発足し、今年9月に新名称になった社団法人新日本スーパーマーケット協会。そのお披露目も兼ねて、9月21日、都内ホテルで「第1回全国大会東京大会」が開催された。SMのみならずGMS、生協、ドラッグストアなどからも総勢1,888名が参加。鏡開きには小売業各層の代表32名が壇上に並び、一大小売業大会の様相だった。

ソフトの経団連作りに踏み込む


  昨年8月に発足した新日本スーパーマーケット協会初のお披露目となった第1回全国大会東京大会の式典で開会挨拶に立った横山清会長は「設立以来、セル協は52年、全国SM協は37年経った。人口は減り、店を出せば売上が上がる時代が終わった中、力を合わせて新しい難関にチャレンジしていこうと一緒になった。


  この1年間、体制作りを進め、在来の連合会組織を活かして、北海道、東北、関東、北越、東海、近畿、九州の8地区に地区SM連合会を作った。事務所、スタッフを置き、協会本部の方針を全国隈なく徹底する体制が出来た。財政的には、幸い旧両協会はしっかりした内容だったので、コスト的にもクリアできた。スーパーマーケットトレードショーも3日間で8万人が来場する規模になり世界最大のトレードショーを目指せるところまで来た。


  SM検定、チェッカー検定試験、表示管理士などの制度も浸透しSMで働く人の資質と能力の向上に役立っている。さらに今年からは日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会との合同の月次販売統計を発表しており17兆円マーケットのデータとして今後大きな意味を持ってくるだろう。税制、環境保全、容器リサイクル法、雇用などの問題に新協会を中心に積極的に発言していきたい。いずれ、清水名誉会長が提唱されている食の経団連にも役割を果たしていきたい」と述べた。


  これを受け清水信次名誉会長も「流通業は生活に必要な物資を年中無休で供給している。重厚長大の製造業に勝るとも劣らない役割を果たしているのに流通業から1人も国会に代表を出していない。これは大きな矛盾で、牛肉や米のトレサビリティといったおかしなことになっている。新協会は横山さんに頑張って頂いて大きくしてもらい、チェーン協、SM協などとの連合体としての方向に持っていってもらいたい」と持論のソフトの経団連づくりを呼びかけていた。


今週の目次




今週の業界トピックス

ダイエー 創業祭を契機に、光り輝く企業への復活を目指す
イトーヨーカ堂 GMS改革に向け二の矢、三の矢放つ
ミニストップ 店内調理おにぎりを開始し、セルフコーヒーやスイーツ強化


MDフラッシュ


今週の開店情報一覧


SJ新店レポート

食品売場1,200坪の都市型リージョナルSC
 イトーヨーカ堂・アリオ橋本
単身世帯の多い新興住宅地に「攻められる店」を出店
 サミット ライフガーデン浦安富岡店
群馬初の業務用登録制ホールセールストア  メトロ高崎店


チェーンストア・コンビニ8月度販売概況

記録的猛暑でコンビニの既存店、2ヵ月連続プラス
 GMS、SMは日中の客足鈍く、売上いまいち伸びず


食品マーケティング

<下期、冷食売れ筋シリーズ/業務用>
マルハニチロ食品、惣菜分野への販促強化品目絞る
 ※各種「骨なし魚」、バナメイ種「えび加工品」
テーブルマーク社、国内鶏加工品(冷食)の展開強化
 ※鶏肉加工大手プライフーズと資本提携
ハインツ日本、冷食に「こだわりハンバーグ」発売
アクリフーズ冷食の「くまちゃん占い」シリーズにテレビCM


カスタマー ディライト・19 小澤信夫

顧客の感動・歓喜・大喜び


今週の大店立地法公示速報


交差点

龍馬伝を見て



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