No.577-12/21
安全・安心＋ディスカウントがコンセプト。
良品廉価品がずらり並ぶ（ザ・プライスせんげん台店）
イトーヨーカ堂が展開するDS業態のザ・プライスは、当初スタートした業態転換店ではオペレーションコストを下げるために、アイテム数を絞り込んだ。しかし、お客様から品揃えの欠落に対する指摘が相次ぎ、業態転換した5、6店目から、アイテム数を増やしている。埼玉県越谷市のせんげん台の新店は、内食でも少し美味しい物が食べたいというお客様や旧イトーヨーカドー店のファンに応えるために、単に低価格だけではなく、高品質な商品を安く提供することにもトライアルしている。
モールSC開発。初の自社所有施設に「ザ・プライス」新設店導入
セブン＆アイ・ホールディングス傘下のデベロッパー会社、㈱モール・エスシー開発は、同社初の自社所有・NSC「セブンタウンせんげん台」を11月20日に開設した。同物件は2006年1月に閉鎖した「イトーヨーカドーせんげん台店」の跡地と隣地を買収して、新たに建て替えたものであり、近隣地に高密度商圏が控えている。核テナントはイトーヨーカ堂のディスカウントストア「ザ・プライス」が、これも初の新店として入店（業態転換を含むザ・プライスは11店目）。
同SCには他にセブン＆アイグループのアカチャンホンポ、ドラッグストア大手のサンドラッグ、100円ショップ最大手のダイソーなど物販・非物販テナント18店舗も入店。デイリーユースを重視し、地域のお客様の利便性に貢献することで業績向上を図る。
SC全体の品揃えでは、婦人・紳士衣料、服飾雑貨、肌着が欠落しており、NSCとしては、多少違和感がある。東武鉄道伊勢崎線・せんげん台駅から至近距離にあり、国道4号線に面しているところから、徒歩、自転車、バス、自家用車など、様々な来店手段がある。価格的な訴求力のある「ザ・プライス」は、大きな支持が得られると予測できるが、好立地がゆえに、駐車台数（226台）の少なさがネックになりそうだ。
「ザ・プライスせんげん台」は初期の頃の業態転換店舗に比べて、アイテム数も増え、オペレーション技術も向上、見やすい、買いやすい売場に出来上がっている。
今週の目次
新 激戦地 ストアシーイングMAP 2
神奈川県 青葉台地区
ＳＪ新店レポート
ヨークベニマルと連携した、首都圏の新型デザイン1号店
ヨークマート東道野辺店
70項目の革新に取り組むSSMモデル店
いなげや川越旭町店
食品フルラインの新店、東急田園都市線の駅近くに出店
明治屋青葉台ストアーMDフラッシュ
今週の開店情報一覧
今週の業界トピックス
チェーン協 2009年10大ニュース、1位はPB商品の人気過熱！
ローソン 売価105円のPB品を拡充
セブン＆アイHD 新・通販サイト「セブンネットショッピング」スタート
ヴィーナスフォート 都区内初のアウトレットモールがお台場に誕生ペットフードのMD サミット家庭用品部 角谷 貴人氏に聞く
09上期既存店前年割れで102.3％
ペットの多様化・商圏の違いの中で自分のMDを企業動向
森乳、上期業績好調も通期売上高を40億円下方修正
食品マーケティング
調理冷食は「お弁当用」にまとめ買い傾向復活
※マルハニチロに見るテーブル用との二極化
※食材・ソースで複合メニュー開発清水信次の「やれば、できるんだ」我が流通人生の軌跡・12
「これだ！ これを売ったら商売になる」
クレーム・トラブル対応と解決のコツ 52小澤信夫
◎接客・接遇クレーム編
今週の大店立地法公示速報
交差点
エコカーの本命、PHV本格普及へ始動
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