「採用環境は学生にとって売手市場。学生は選択肢を沢山持ち各社各業態を受験している。 就職氷河期と言われた時代に比べ自分の意思で業態、会社を決めている。その意味で新入社員には小売に興味を持つ人、 適性があると自ら確信している人が多い。退職率もイトーヨーカ堂1万1,000人の社員の5.7%でバブル期の12%台に比べ半減、 1年以内の退職率も1〜2%でアンマッチは数人に留まる」と、太田喜明イトーヨーカ堂取締役専務執行役員管理本部長は 昨今の就職者事情を語っている。
セブン&アイ・ホールディングスでは今年新たに赤ちゃん本舗、ロフト、ヨークインシュアランス、セブンアンドワイの 4社が加わり16社になり、ヨークベニマル、セブン&アイ・フードシステムズを除いた各社で入社社員数が増えた。 特にイトーヨーカ堂は223名と97名増。今期の出店はアリオ鳳(堺市)、本牧(横浜市)の2店に留まるが、 「サービス、接客を強化するため」(太田本部長)、高卒者を大幅に増やした。今年の採用は大卒・短大卒を200名強 (高卒未定)と倍増の計画。
他のGMS系大手チェーンも西友を除いて採用者を増やす傾向にある。イオンは前年を若干越える700名強と多く、 来期も同程度の採用を計画。ダイエーは126名と昨年の4倍増の新入社員があり、来期採用は更に倍増の250名を計画、 SM5〜6店の出店を予定、地道な成長戦略を進める。ユニーも今年150名の大卒者採用予定だったが177名と2割近くも上回った。 「良い人材がいたため採用した。来期も人材優先で採用する」(ユニー広報)と積極採用を行う方針だ。
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