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No.493-3/17

超高齢化社会を迎え、GMSの中に
250坪の大型シルバー売場が誕生

No.493号

3月1日(土)、千葉県市原市の「イトーヨーカドー市原店」の4階に、高齢者の生活を総合的にサポートする「健康・快適あんしんサポートショップ」がオープンした。約250坪のフロアの中にイトーヨーカ堂最大規模の介護用品売場、高齢者のためのトレーニングルーム、食事栄養相談から介護職関連の求人案内など介護情報コーナーを設置する。同社としては初めての本格的なシルバーショップの展開となり、今後は同形態の新ショップをGMSの中で年間5〜10店程度開設していく計画だ。


1月19日、カー用品ショップをチェーン展開するイエローハットは介護ショップ1号店を千葉市美浜区のミハマニューポート リゾート内にある「イエローハット千葉美浜店」に隣接してオープンした。同社は昨年6月から全店でカタログによる介護用品の 受注販売と車椅子のメンテナンス作業の取り扱いをしてきたが、カー用品業界初の試みとして「ハートフルハート千葉美浜店」の 展開を開始。今年度中に2号店も予定する。


1号店は介護ベッドから健康食品まで約500アイテムを揃え、様々な福祉用具を実際に見て選べる。毎週土日には介護に 関する体験講座や相談会も開催し、無料の相談窓口も設置。延床面積189u、売場面積118u、駐車台数840台(共用)。 10時〜18時まで営業し、毎週水曜が定休日。


イトーヨーカ堂は3月1日、千葉県市原市にある「イトーヨーカドー市原店」4階にシニアの暮らしと健康をサポートする 「健康・快適あんしんサポートショップ」を開設した。住居用品売場を縮小して新たに250坪のシニアに特化したショップに変更。 店内は介護食から健康食品、介護ベッドや車椅子、杖、シニア向け雑誌などの物販スペースの他、高齢者向けの運動施設、 食事栄養相談コーナー、健康器具の体験コーナーなどが配置されている。ヨーカ堂直営の物販コーナーの年商目標は7,000万円。 この他に東京ネバーランドが運営する運動施設やセントケア千葉が運営する介護相談コーナーなども含め1億4,000万円以上を見込む。 ヨーカ堂ではGMSの中に年間5〜10店程度開設していく計画だ。


超高齢化社会を迎えた日本。お年寄りやその家族、介護従事者がシニアショップを利用するため積極的に店に来てほしいという 店側の切なる願いが根底にある。多くのシニアが来店してくれれば、新しい需要の開拓にもつながり、地域密着型店舗としての 期待も大きい。最近、開設されたSCの中には、シネコンやゲームセンターなど若者向けの施設が必ず入っているが、本来はシニア 向けのショップが必要なのでは。地方の駅前商業ビルの中には空きスペースも多いが、シニアショップを入れれば、ビルの活性化 にも繋がるのではないだろうか。


今週の目次




SJ 企業ウォッチング

「靴のヒラキ」が経営するレトロ感覚あふれたGMS
ヒラキ・野崎社長/錦戸常務


SJ新店レポート

コンセプトを明確化した売場、今後のモデル店として展開
 ライフ扇大橋駅前店
IY撤退跡、川沿い市街地立地
 ヨークベニマル鹿沼睦町店


SJ 企業レポート

フリーデン・小俣勝彦常務取締役営業統括本部長に聞く
今こそ変えなければいけない時代


クレーム・トラブル対応と解決のコツ 10小澤信夫

突如、怖い人に変わるのは、受け手、応対者がさせているのだ
お客様を差別せず、笑顔で、いい声でしゃべれば、どんな人でも見方になる


今週の業界トピックス

ユニーグループ 3社共通の新PB「UUCS」を4月からスタート
ベイシア 50周年を控え新PB名称を検討
ヤマダ電機 大阪・千里中央に都市型の大型店
そごう 23年ぶりに、そごう八王子店を全館改装


08年度基本戦略 大塚ベバレジの3大テーマ

水事業の拡大へ訴求強化の徹底図る


企業動向

はくばく、フランス産麦使い新機軸の調理用麦を今月全国発売


食品マーケティング

畜肉製品からケーキ類、ビーフンへの拡充
味の素冷凍食品が原料〜製品化を詳細に公表


食材ノートコラム・9

ナノハナ


今週の大店立地法公示速報


交差点

群馬企業が関西を席巻?



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