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No.475-11/5

東京駅構内にディーン&デルーカの
小型物販店が営業開始(八重洲店)

No.475号

ディーンアンドデルーカジャパンは10月25日、東京駅構内の地下1階に開業した商業施設「グランスタ」内に「ディーン&デルーカ八重洲」をオープンした。店舗面積45坪、売場面積は32坪。5店のカフェを含めて10店目。同社はこれまで100坪スタイルを中心に物販店を展開しているが、今回は通常店の3分の1の規模となる。店内で焼いたパンやサンドイッチを中心にコーヒーやドリンク類を提供。駅を利用する旅行者や出張のサラリーマン、OLの利用に合わせて、おみやげや1,890円の弁当も販売する。通常店では量り売りでデリカを販売しているが、八重洲店では全てパック詰めで惣菜を販売し、クイックニーズに対応。店内に陳列するワインの品揃えも極端に少なくした。


JR東日本100%出資子会社の鉄道会館は10月25日、東京駅構内の地下1階部分に商業施設「GranSta(グランスタ)」を開業した。もとは合計約100席の客席を持つ、9店の飲食施設が営業していたところ。JR側と鉄道会館が32億円の投資をかけて、食品物販を中心とした駅ナカ商業施設に変更した。開発面積は約4,500u、店舗面積は約1,500u。初年度の売上目標は約23億円で、次年度以降の年商目標は約56億円を想定する。営業時間は8時〜22時(一部ショップは7時〜、日祝日は21時まで)。


●施設の最大の特徴は、英会話と手話を習得したスタッフが、乗り換えや駅施設以外の問い合わせにもホテル並みの接客で対応すること。この「ステーションコンシェルジュ東京」の他、有料で冷蔵・冷凍の宅配も行う荷物預かり所を置く。施設内の各ショップでは、選りすぐりの駅弁屋を集合させ、東京駅限定の駅弁や地方の隠れた名物駅弁などを提供。また、日本酒のカウンターバーを併設した「はせがわ酒店」、ビネガードリンクを提供する「飲む酢・エキスプレ・ス・東京」、注文を受けてから一杯ずつハンドドリップしてコーヒーを提供するテイクアウトショップ「ドリップマニア」などユニークなショップが営業する。


●ディーン&デルーカの小型物販店も実験的に営業する。量り売りでデリカを提供し、品川店や東急東横店のれん街にある渋谷店では女性を中心に絶大な人気を誇るが、八重洲店では駅を利用する客に合わせて、パック詰めのデリカと自家製サンドイッチ、ドリンクで勝負する。レジは6台で対応し、客単価は1,000円以下を想定。日販目標は130〜140万円を掲げる。


●「グランスタ」内の各ショップは現在、欠品が出るほどの混雑ぶり。10月6日には飲食施設や「ファミマ!」など22店が営業する新施設「グランアージュ」も鉄道会館が東京駅構内で開業する。さらに同日、大丸が東京店を建替え増床グランドオープンする。東京駅は集客力の高い商業集積地として生まれ変わりつつある。


今週の目次




SJ新店レポート

農産の鮮度や価格訴求を徹底
 マックスバリュ江坂店
食と健康をテーマにした自社開発NSCの核
 サミットストア松戸新田店
食の専門大店2号店を浦和駅東口に
 大丸フードマーケット浦和パルコ店


チェーンストア・コンビニ9月度販売概況

残暑、3連休、日曜増で全業態が好調
 SM、コンビニの既存店売上、2ヵ月連続プラス


今週の業界トピックス

アークス 横山清社長が藍綬褒章を受章
三越 日本橋三越の食品フロアを改装


今週の開店情報一覧


チェーンストア各社の2007年度下期開店予定店舗


クレーム・トラブル対応と解決のコツ 1小澤信夫

クレーマーをファンにする秘策


SMの日本酒マーチャンダイジング

ライフコーポレーション首都圏
消費者に分かりやすい商品の拡充が重要課題


企業動向

味の素、07年歳暮ギフトの7%増販売戦略を発表


食品マーケティング

チルド、冷食メーカーの商品戦略
 ニチレイフレッシュが食肉鶏の飼育・販売へ
中国産食材、食品の安全保証への戦い


今週の大店立地法公示速報


東洋の名言


交差点

見切り品とお買い得品



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