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No.464-8/6

(社)全国スーパーマーケット協会
新しいタイプのチェッカー大会開催

No.464号

(社)全国スーパーマーケット協会は7月6日、都内で「第4回全国チェッカーフェスティバル」を開催した。お客からのレジ袋有料化の質問にどう答えるかなど店舗でよく見かける事例をテーマにその対応をお互いに学ぼうというもの。パフォーマンスではなくお客様視点でチェッカーレベルを上げようという試みも4回目を迎え定着した。


(社)全国スーパーマーケット協会が7月26日、東京・中野のなかのZEROで開催した「第4回全国チェッカーフェスティバル」は、チェックアウトの優劣を決めるのではなく、参加者個々のやり方を互いに学びあって企業個々、ひいては業界全体のレベルを上げていこうという狙いがある。大会名を「コンテスト」ではなく「フェスティバル」にしているのはそのため。この大会を提唱し、実行委員長を務める原信一原信ナルスホールディングス社長は「レジは早く的確で車に載せるまできちんと行い、今日も買物に来てよかったと思われるようにすることが最終目標。こうした大会もパフォーマンスの域を脱してお客様にとって良いことは何かという視点でないといけない」と語っている。


●大会には全国8地区から30社30名のチェッカーが参加。「レジ袋有料化について尋ねられた時の対応」「チェックアウト中、他のお客から商品のあり場所を聞かれた時の対応」「売り切れ商品が売り切れた時の対応」など、売場でよくあるケースを設定し実技する。例えば、商品のあり場所を聞かれた対応では、レジ業務を中断して対応する企業とレジを終えるまで待ってもらう企業があって、その対応の違いを実感できる。この大会にはチェッカーだけでなく参加企業のトップ、店長、レジチーフ、トレーナーなどを含め490名が参加しており、こうした情報を一度に共有できるというメリットがある。


●さらにチェッカー間でのコミュニケーションの取り方について寸劇形式でわかり易くプレゼンテーションしていた。コーチングコンサルタントの山口ひとみ氏を講師に「パート同士の仲が悪い場合の対応の仕方」「年上の部下への対応」などをテーマに俳優が実演、関心を集めていた。


●レジは店舗全体のイメージを決める最後の砦。レジが感じ良ければ少々の不満は解消する。逆に商品が素晴らしくてもレジが無愛想ではそれまでの良いイメージも台無しになってしまう。日々変化するレジ回り環境をきちんと捉えて互いに研鑽しようというこの試みは業界発展にとっても意義が大きい。


今週の目次




SJ新店レポート

滞留型RSCの1フロアGMS
 西友浜北店
競合激しい、TX守谷駅前のSC内に
カスミフードスクエアロックシティ守谷店
自社DSと三和のフードワンを入れ、都内に初出店
 ミスターマックス町田多摩境ショッピングセンター


チェーンストア・コンビニ6月度販売概況

天候に恵まれるも、全業態で既存店マイナスに
 梅雨入り遅く、エアコンなど不調、野菜も相場安


今週の業界トピックス

ドミー 寿司・惣菜の品揃えを充実し、客数が増加
ヨークベニマル 藤越と業務・資本提携
オリジン東秀 食事バランスガイドを活用した展開開始
大丸 浜松市中心部の松菱百貨店跡地に出店計画
ダイエー オーエムシーカード保有株式の32%を三井住友銀行に売却


有機野菜の売れる店 ヤオコーおゆみ野店

消費者との日常対話をMDに反映


食品マーケティング

ニチロ、中国で合弁の冷凍野菜工場
 種子は雪印種苗とのコラボ
 専用農場で農薬〜トレーサビリティー
※日清フーズ パスタ市場へ高付加価値品拡充
 (今秋、FINE SELECTIONシリーズ発売)


今週の大店立地法公示速報


東洋の名言


交差点

小容量単価の見直し時代



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