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No.433--12/18

亀井体制初出店。
「イトーヨーカドー」の新たな関西戦略は「河内」から

No.433号

大阪・河内のど真ん中、近鉄八尾駅から北に5分のところにイトーヨーカドーを核とするモール型SC「Ario八尾」が12月4日オープンした。東京下町の出身だが、関西になかなか根付かない「イトーヨーカドー」カラーや文化を「河内」で問う。駅前にある同じグループの西武百貨店とはデッキで結び、販促活動も共催。トヨタの販売店やシネマコンプレックスとともに「新しい八尾の街」を創造する。


「これからの店舗はモノだけでなく、文化や芸術、娯楽といった情報、それに心温かいサービスを加味したものにしなければ……」と亀井淳イトーヨーカ堂社長は記者会見で切り出した。


「これからの店舗はモノだけでなく、文化や芸術、娯楽といった情報、それに心温かいサービスを加味したものにしなければ……」と亀井淳イトーヨーカ堂社長は記者会見で切り出した。


バランスを考えた店舗構成にした結果は、非物販が53%、物販が47%と逆転している。 「街づくり3法の影響で、従来型のSCを作るのは難しくなってきた。 今後はネバーフッド型のSCを関東で作り始めているので、関西でも展開を始めたい」「関西では堺の鳳が来年度出店できるかどうか、阿倍野の再開発物件も控えており、あと検討中のものが数件ある」(亀井社長)。


この場所は、もともと100年の歴史を誇るコクヨの工場があったところだ。 跡地利用で選ばれたヨーカドーは、行政からも期待をかけられている。 「だから特に衣料品などはいい商品、サービスに加えて、いい売場とチラシだけに頼らないセールスプロモーションが揃っていないとだめだ。 この『四位一体』の構造改革を、各部門がスクラムを組んで、一歩一歩階段を登るように実行していく」と強調する。


亀井社長にとっても、Ario八尾は「開発の当初から手がけてきた物件で、ひとしお思い入れが強い大事な店舗だ。マグロ養殖で日本一の地元の近畿大学と産学協同でイベントを実施する。 朝5時に収穫した野菜を9時には店頭に陳列し、それをネットスーパーでその日のうちに宅配するのも、フードコートに地元テナントを多く入れたのも、「何事も挑戦ですよ」と語る。 新しいかじ取り役は、苦戦が伝えられる奈良店の再生にも取り組む。


今週の目次

SJ新店レポート

最大規模の店舗を横浜駅地下1階で展開開始
・クイーンズ伊勢丹横浜


都心立地のモール型RSC、地下鉄新線開通もプラス材料
・ダイヤモンドシティ・リーファ


オール電化のオシャレな店に建て替え
・そうてつローゼン希望が丘店


随所に新MD打ち出した800坪SM
・ヨークベニマル石岡店


マネージャーのためのヒューマンマネジメント論36小澤信夫

「因果応報」、「人を愛する気持」そして「勇気」を身につけて


流通業界版「間違った日本語」・その16(株)島田研究室・代表 島田陽介

「退職の理由」


SJ中間決算レポート(SM篇)

・ヤオコー 今上期増収増益、既存店売上は0.1%減


広報担当者が選ぶ2006年チェーンストア10大ニュース


今週のニューストア

・成城石井 SEIJO ISHII Select 4店目の池袋サンシャイン店


サラダランド・37


企業動向

・日清フーズ、新唐揚げ粉に続き天ぷら粉も新発売

・日本MCとヤクルトの平成18年度上期業績を発表


食品マーケティング

・冷食メーカーは販売戦線に突破口を模索

・メーカーの新戦略、卸の惣菜への提案

・冷食はスパゲティが味と値頃感で増収


今週の大店立地法公示速報


東洋の名言


交差点

・消費者に向き合え


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