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No.424----10/09

魅せる売場へと進化していくデリカコーナー
(オダキューOX成城店)

No.424

9月29日、東京都世田谷区の小田急成城学園前駅に「オダキューOX成城店」がオープンした。駅ビルの再開発に伴い約1年半ぶりの再出店となったが、惣菜売場の中にオープンキッチンを設置。壁面ではなく売場中央にガラス張りの調理場を設けるのは同社初めての試み。キッチン内ではピザや焼きそば、おこわ、天ぷらなどを製造し、客に調理過程が見える構造とした。


「オダキューOX成城店」が9月29日にオープンした。 小田急成城学園前駅の駅ビルの再開発に伴い約1年半振りの再出店。 場所を改札口正面に移して、以前の店舗よりも売場面積を拡充させ、店内では様々な新しい取り組みをスタートしている。


●日本有数の高級住宅街となっている東京都世田谷区の成城という立地にあわせ、ハイセンスで、高品質な商品を数多く陳列する。 例えば鮮魚売場の中央に「まぐろ厨房」というガラス張りの調理作業場を設け、築地のプロの職人が天然国産まぐろをカットして販売する。 また、精肉コーナーでは高級な松坂牛や山形牛を対面販売して、客に好きな量だけ提供する。そして、ナチュルチーズコーナーでもイタリアや フランスなどヨーロッパのチーズを客の要望に応じてオーダーカットするガラス張りの加工室を設置した。


●ナチュラルチーズコーナーの目の前はパン売場を展開。その奥の壁面沿いに飲料からビール、日本酒、焼酎、ハードリカー、ワインと陳列している。 特にワインについてはオールド・ヴィンテージワインをチルドケース内で陳列すると同時に、2カ月前までに予約すれば1906年〜2002年までの記念日用のワインを取り揃えるという。


●この店の最大の特徴はデリカコーナーだ。惣菜売場の中央にオープンキッチンを設けて、ピザや焼きそば、天ぷらなどの製造工程が客によく見える構造とし、 その周りにサラダ、サンドイッチ、ピザ、米飯、焼きそば、和洋中惣菜、煮物を陳列する。その前で展開している平台では、バイキングコーナーを設置。 同時に名産地の各種弁当や水産部門が製造した寿司を販売する。売場全体として演出を重視した作りとし、「フードエンターテイメント」を目指すという。


今週の目次

SJ新店レポート

初の自社開発NSC核店舗に新業態SMの3号店
シーズンセレクト福田店


20〜30代OLがターゲットの新業態を東京駅前に
Fork Talk(フォークトーク)八重洲通り店


SJ話題店レポート

内食素材重視の本来的SMに大改装
大丸ピーコック下北沢店


業界大潮流を読む 7

電子マネーと携帯クレジットがもたらす小額決済市場の変化(上)


ハマさんのコーヒーブレーク・31 コラムニスト 浜本經道

マナー悪化の原因


今週のニューストア

三井不動産・東芝不動産 「ラゾーナ川崎プラザ」オープン


今週の業界トピックス

大丸ピーコック 来年3月3店舗をオープン
大阪屋ショップ 日本セルコに加盟、富山県の最大SM
ファミリーマート フライドチキン、おでんなどFFをリニューアル
さえき 営業企画室新設、芦花公園店、北坂戸店閉鎖


サラダランド・35

中華合わせ調味料に見るMDの心 SJパトロール隊の目
見直したい気配りの足りない売場づくりと品揃え


食品マーケティング

日東ベスト、ハンバーグ・カツ類を多様化
全国セルコグループ商談会で魚売場への提案


今週の大店立地法公示速報


東洋の名言


交差点 団塊世代どうしますか!!


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